アメリカの物質文明を嫌うアリー(ハリソン・フォード)は家族を連れて中米のジャングル奥地の聖なる大地“モスキート・コースト”に入り、理想の生活を築こうとするのだが…。 ピーター・ウィアー監督が『刑事ジョン・ブック 目撃者』に続いてH・フォードと組んで描いた辛らつな文明批判映画。主人公が頑固を通り越してエゴ丸出しの…


ツタヤで旧作半額レンタルをやっていたので、友だちからお薦めされた「L.A.コンフィデンシャル」と、P.ウィアー監督作をなにか借りたいな〜と思ってこれにした。
主人公のエゴ丸出しというか、キッツイ自己中な性格がイタくてツラくてまともに見ていられませんでした……。
この世で一番強いのは、自分が正しいと信じて疑わない人間で、周囲の人間はその人のエゴにコテンパンに自己の尊厳を叩き潰されるのは世の常、というか。ハイテンションにしゃべりまくる主人公が最初から共感を拒否しているキャラクターで、ある意味すごいです、監督。いまでいう「境界例」なんだろうな……。
自分の一番センシティブな部分を刺激されて超ブルーです。

さらに。今はなきリバー・フェニックスがすばらしく。少年らしさは往年のディカプリオに通じるものがありますが、それよりもっと顔立ちが端正で、もちろん演技力もあって、うっとりです。本当に、なんて惜しい人をなくしたんだ……。
というわけでさらにブルーに。

絵はきれいだし、台詞も研ぎ澄まされていて素晴らしいんだけれど、わたしには個人的に辛すぎました。

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2003/10/03 ¥1,575

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