スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演というゴールデン・コンビによる3本目の作品。東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過…


これもいうなれば「着想した時点で半分勝ったも同然」な話。
児童書に「クローディアの秘密」という、子どもが家出してメトロポリタン美術館で暮らすという名作がありますが、それと発想は同じ。それ+空港という、既存の要素の組み合わせによる新しい発想の好例でしょう。さらに、「空港に暮らす」というあり得ないシチュエーションを生みだす、納得できる状況がつくれればもう鬼に金棒。
とても面白い話でした。
映画館でも、あちこちで笑いが起こっていて、いい雰囲気でした。(わたしも笑いました。ハイ)
そのなかで粗を見つけるとすれば、(以下ネタバレ)

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主人公がどうしてもニューヨークへ行かなければいけない理由がちょっと弱いかな。
もう少し、父子の愛を初めから匂わせておけば唐突に感じなかったかも。

あと、主人公に対する「悪役=入国を拒否する法律」の権化である保安局長代理氏も、ちょっと強引すぎるというか。

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わたしはこの映画で初めてキャサリン・ゼタ=ジョーンズを見たのですが、彼女の顔立ちはキルスティン・ダンストと系統が似ている気がする。頬骨が高くて、やや平ための顔で、口が大きめ。なのに前者はそれなりに美人に見えるのに(中略)のはなぜだろう。

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