ネバーランド
2005年1月19日 映画鑑賞記録(04.03〜)
本当は、見逃していた「誰も知らない」がリバイバル(というのかな)上映しているというので見に行くつもりだったのだけれど、可及的速やかに押さえておく必要がなくなったので、いまの自分の気分としてもう少し重くない映画を見たいと思う。
最近TOHO CINEMAにご無沙汰していたが、そういやメンバーズカードをそろそろ更新しないと溜まっているポイントが消えてしまうので、ここでやっている映画の中から、どうせ見に行くだろうと思っていた1本を選ぶ。
(以下、ややネタバレぎみ)
最後に起こる悲劇を事前情報で察せられていたからか、それともハリウッドばりの「やれ泣け、そら泣け」的派手な演出でなく、抑制の効いた演出だったからか、泣きはしなかったしさほどしみじみすることもなかった。
とはいえ、100年前の美しいイギリス田園風景はそれだけで大満足だが、さらにジョニデがすばらしくて、大変満足でした。
「最近のジョニデ映画の中では普通の人の役」と言われていましたがこれだけ見たらゼンゼン普通の人ではありません(笑)。話のあらすじでは、父を亡くしてかたくなになった少年ピーターの心の傷を癒して新たな悲劇をも受け入れられるようになるまでなんですが、映画が描いているのは、そんなエピソードを通して照射されるバリの人となりであって、なんというか……バリは形(なり)は大人でも中味は子ども。そして彼の中の子ども性が映画の中で変化することはないので、泣いたりしみじみしたり、ということがなかったのか、とも思う。
いやだって。どう考えてもバリは4兄弟と一緒に遊びたい第5の少年です。大人が子どもに帰って一緒に遊んでいるんでなく、子どもが、少年たちといないときだけ大人の振りをしている感じ。で、そんなバリを演じるのに、ジョニデ以上の適役はちょっと思いつきません。
役者といえば、4兄弟の母親を演じたケイト・ウィンスレット。初めて見ましたが、コスプレの似合う顔立ちでまったく不自然でありませんでした。
そうそう。バリが子どもたちと遊ぶエピソードの中に、ピーター・パンの着想になったと思われるものがいくつもちりばめられているので、ある程度どんな話か押さえてから見たほうが楽しめそう。わたしは去年公開された「ピーター・パン」を見ていたので、演出の違いともあわせて楽しめました。
最近TOHO CINEMAにご無沙汰していたが、そういやメンバーズカードをそろそろ更新しないと溜まっているポイントが消えてしまうので、ここでやっている映画の中から、どうせ見に行くだろうと思っていた1本を選ぶ。
劇作家ジェームズ・バリが、未亡人シルヴィアとの出会いをきっかけに、名作「ピーター・パン」を書き上げるまでを描く感動作。1903年のロンドン。新作の芳しくない劇評や、妻とのぎくしゃくした関係に悩むバリは、シルヴィアと4人の息子たちとの交流に安らぎや生きる喜びを覚えていた。父の死を心の傷としている三男のピーターに書くこと…
(以下、ややネタバレぎみ)
最後に起こる悲劇を事前情報で察せられていたからか、それともハリウッドばりの「やれ泣け、そら泣け」的派手な演出でなく、抑制の効いた演出だったからか、泣きはしなかったしさほどしみじみすることもなかった。
とはいえ、100年前の美しいイギリス田園風景はそれだけで大満足だが、さらにジョニデがすばらしくて、大変満足でした。
「最近のジョニデ映画の中では普通の人の役」と言われていましたがこれだけ見たらゼンゼン普通の人ではありません(笑)。話のあらすじでは、父を亡くしてかたくなになった少年ピーターの心の傷を癒して新たな悲劇をも受け入れられるようになるまでなんですが、映画が描いているのは、そんなエピソードを通して照射されるバリの人となりであって、なんというか……バリは形(なり)は大人でも中味は子ども。そして彼の中の子ども性が映画の中で変化することはないので、泣いたりしみじみしたり、ということがなかったのか、とも思う。
いやだって。どう考えてもバリは4兄弟と一緒に遊びたい第5の少年です。大人が子どもに帰って一緒に遊んでいるんでなく、子どもが、少年たちといないときだけ大人の振りをしている感じ。で、そんなバリを演じるのに、ジョニデ以上の適役はちょっと思いつきません。
役者といえば、4兄弟の母親を演じたケイト・ウィンスレット。初めて見ましたが、コスプレの似合う顔立ちでまったく不自然でありませんでした。
そうそう。バリが子どもたちと遊ぶエピソードの中に、ピーター・パンの着想になったと思われるものがいくつもちりばめられているので、ある程度どんな話か押さえてから見たほうが楽しめそう。わたしは去年公開された「ピーター・パン」を見ていたので、演出の違いともあわせて楽しめました。
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