7人の作家によるホラー・アンソロジー。著者は掲載順に、阿刀田高、宮部みゆき、高橋克彦、乃南アサ、鈴木光司、夢枕獏、小池真理子。この名前をみたら、まずつまらないと言うことはあるまいと思わせる。
短編ホラーといのは、最後にドキッとさせる落ちが付くかどうかが重要かな、と7編読み比べて思った。ちなみにドキッとしたのは阿刀田高と小池真理子。夢枕獏は、平安か鎌倉ころの鬼が出てくる話で、話の筋自体は鬼の話にはよくあるものかと思うのだけれど、最後の終わり方が不思議というか、説明しきってないけれど人間心理の綾みたいなのを想像させて余韻が残る。

ISBN:4101255253 文庫 夢枕 獏 新潮社 2001/12 ¥420

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