三千世界の鴉を殺し〈9〉〈10〉
2004年12月15日 読書記録(04.02〜)
SFコメディ最新刊。2冊同時刊行なので一気読み。
……なんだけど、SF的筋はほとんど進んでおりません。日常的ギャグでほとんど終わってしまった。話の中で前日のことだった、狙撃事件って何巻で出てきたんだっけ?(8巻ではなかったような?)
著者あとがきによると、このシリーズのおかげで、高値安定していた読者年齢が下へ広がった、ということで、読者層が広がるのは喜ばしいのですが、古い読者としては、こう、もう少し昔の雰囲気が残ってたらうれしいかな〜、と思わなくもありません。特に、同じキャラが出てくる話なのでよけいにね。
もっとも、雑誌連載で楽しいのは、こういう前後の話を忘れても楽しいギャグてんこ盛りな内容なのでしょうけれど、1冊にまとまった状態で読むと、ちょっと辛い。今回は、特殊プロジェクトが発足して主人公はそのリーダーとなり、敵の情報をネット・ハッキングで収集しなければいけないはずなのに、緊迫感がまったく感じられず。
いや、そういう話だとわりきればいいんですけどね。
おなじくあとがきに、某ファンタジー映画にはまったせいで、初めてヒゲのキャラが登場した、と書かれていてちょっとおどろき。津守時生といえば、どんなに美形でもマッチョな男たちがカッコいい話だと認識していたので、よもやヒゲがいなかったとは。
そして、そんな作家にもヒゲを書かせてしまう某LotR、恐ろしや……。
ISBN:4403540848 文庫 津守 時生 新書館 2004/11 ¥609
……なんだけど、SF的筋はほとんど進んでおりません。日常的ギャグでほとんど終わってしまった。話の中で前日のことだった、狙撃事件って何巻で出てきたんだっけ?(8巻ではなかったような?)
著者あとがきによると、このシリーズのおかげで、高値安定していた読者年齢が下へ広がった、ということで、読者層が広がるのは喜ばしいのですが、古い読者としては、こう、もう少し昔の雰囲気が残ってたらうれしいかな〜、と思わなくもありません。特に、同じキャラが出てくる話なのでよけいにね。
もっとも、雑誌連載で楽しいのは、こういう前後の話を忘れても楽しいギャグてんこ盛りな内容なのでしょうけれど、1冊にまとまった状態で読むと、ちょっと辛い。今回は、特殊プロジェクトが発足して主人公はそのリーダーとなり、敵の情報をネット・ハッキングで収集しなければいけないはずなのに、緊迫感がまったく感じられず。
いや、そういう話だとわりきればいいんですけどね。
おなじくあとがきに、某ファンタジー映画にはまったせいで、初めてヒゲのキャラが登場した、と書かれていてちょっとおどろき。津守時生といえば、どんなに美形でもマッチョな男たちがカッコいい話だと認識していたので、よもやヒゲがいなかったとは。
そして、そんな作家にもヒゲを書かせてしまう某LotR、恐ろしや……。
ISBN:4403540848 文庫 津守 時生 新書館 2004/11 ¥609
コメント