ライトノベル☆めった斬り!
2004年12月10日 読書記録(04.02〜)
最近続けて出ているライトノベル・ガイド本のなかで、これは1960年代前半に生まれてSFを中心にした本を乱読してきた(おたく)書評家ふたりが、ライトノベルの歴史と現在についてざっくばらんに話した対談。
すごく濃いぃです。
そもそも新興ジャンルである「ライトノベル」には、その定義からして諸説あり、他のガイド本を読んでいても「これはわたしの読んでいるライトノベルじゃないわ」というのが多い中、この本は「対談している二人が考えるライトノベル」という方向性がはっきりしているので、読み手もある程度「あ〜こういう古いSF畑のライトノベル読みってこういう風に考えているのね」と突き放して読むことができる。そしてその割には、他のガイド本では扱いが軽かったり無視されたりしている少女系やBL系のライトノベルについても(ちょっぴりだけど)言及されているので信頼が置ける。
というか、わたしはこの二人よりも微妙に若い世代なので、NHKの少年ドラマとか、眉村卓や小峰元あたりの小説や、新井素子や菊池秀行・夢枕莫あたりの登場をよく分からずに享受していたので、あのころのムーブメントの文脈をこうして解読してもらえるとそれだけで読み応えがある。
ISBN:4872339045 単行本 大森望・三村 美衣 太田出版 2004/12/07 ¥1,554
すごく濃いぃです。
そもそも新興ジャンルである「ライトノベル」には、その定義からして諸説あり、他のガイド本を読んでいても「これはわたしの読んでいるライトノベルじゃないわ」というのが多い中、この本は「対談している二人が考えるライトノベル」という方向性がはっきりしているので、読み手もある程度「あ〜こういう古いSF畑のライトノベル読みってこういう風に考えているのね」と突き放して読むことができる。そしてその割には、他のガイド本では扱いが軽かったり無視されたりしている少女系やBL系のライトノベルについても(ちょっぴりだけど)言及されているので信頼が置ける。
というか、わたしはこの二人よりも微妙に若い世代なので、NHKの少年ドラマとか、眉村卓や小峰元あたりの小説や、新井素子や菊池秀行・夢枕莫あたりの登場をよく分からずに享受していたので、あのころのムーブメントの文脈をこうして解読してもらえるとそれだけで読み応えがある。
ISBN:4872339045 単行本 大森望・三村 美衣 太田出版 2004/12/07 ¥1,554
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