経営革命の構造
2004年10月17日 読書記録(04.02〜)
しばらく前(7/21 http://diarynote.jp/d/20675/20040721.html)に半分くらいまで読んで放置していた本の続きを読みました。
産業革命前夜から解き起こす経営史とエポック・メーキングな経営的イノベーションについて解説する本書、7月には19世紀半ばの辺り(アメリカで鉄鋼王や鉄道王が出てきたころ)まで読みましたが、後半は自動車王フォードとGMや、戦後日本の経済復興、そしてIT企業の成功などについてでした。
3年前まで勤めていた会社は一部上場・社員1万・創業100年以上という大きな会社で、会社という組織が巨大で細分化されていて機能特化していたので、中にいてもいまいち「会社」という組織がどういうものかピンと来なかった。たとえばわたしが外部の会社に発注した仕事の伝票に必要事項を記入して経理に回すと、ちゃんと支払われてる仕組みとか、わたしが稼いだ売上が巡り巡って自分の給料になる仕組みとか。それはたぶん「株式会社」ってものが発生してから400年くらい?(たしか最初の株式会社は東インド会社・17世紀創業でしたっけ)もかかって洗練されすぎて素人には簡単に理解できないところまで進化しちゃっているからなのかも知れません。だから、こうして経営史の本で、進化する以前の形態からを読んでいくと、なんとなく分かった気になるような気がする。
著者がいたってポジティブな書きぶりなので、あんまり肩肘張らずに読めるのもいいです。
ISBN:4004306426 新書 米倉 誠一郎 岩波書店 1999/11 ¥819
産業革命前夜から解き起こす経営史とエポック・メーキングな経営的イノベーションについて解説する本書、7月には19世紀半ばの辺り(アメリカで鉄鋼王や鉄道王が出てきたころ)まで読みましたが、後半は自動車王フォードとGMや、戦後日本の経済復興、そしてIT企業の成功などについてでした。
3年前まで勤めていた会社は一部上場・社員1万・創業100年以上という大きな会社で、会社という組織が巨大で細分化されていて機能特化していたので、中にいてもいまいち「会社」という組織がどういうものかピンと来なかった。たとえばわたしが外部の会社に発注した仕事の伝票に必要事項を記入して経理に回すと、ちゃんと支払われてる仕組みとか、わたしが稼いだ売上が巡り巡って自分の給料になる仕組みとか。それはたぶん「株式会社」ってものが発生してから400年くらい?(たしか最初の株式会社は東インド会社・17世紀創業でしたっけ)もかかって洗練されすぎて素人には簡単に理解できないところまで進化しちゃっているからなのかも知れません。だから、こうして経営史の本で、進化する以前の形態からを読んでいくと、なんとなく分かった気になるような気がする。
著者がいたってポジティブな書きぶりなので、あんまり肩肘張らずに読めるのもいいです。
ISBN:4004306426 新書 米倉 誠一郎 岩波書店 1999/11 ¥819
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