先週は、以前買ったままになっていた以下の本を読み始めた。

□(読み始め)「経営革命の構造」米倉 誠一郎、岩波新書、1999

最初は、18世紀に始まったイギリス産業革命における技術革新と経営の関係を紹介していて「ジャックやスティーヴン(=M&C)の時代ね(はぁと)」と思って楽しく読んでいた。
19世紀にはいって舞台がアメリカに移っても「鉄道王とか石油王とかいうのはこういう人たちだったのね」とそれなりに関心を持って読み進められたのだけれど、そこら辺でちょーっと関心が薄まってしまったので休憩。もう少しで「自動車王」フォードの話になりそうなので、しばらくしたらまた再読します。
で、代わりになにか読みたいなぁと書店を見回していましたら、ちょうど新潮文庫の夏の100冊フェアをやってまして、2冊買うと読んだパンダのブックチャームなるものがもらえるらしい。ので、以前から気になっていた上下巻のこの本を読む。

ISBN:4102024115 文庫 大久保 寛 新潮社 2003/10 ¥620
(なんで原作者じゃなくて訳者の名前が出るかなぁ。ちなみに著者はフィリップ・プルマンです)

いやー。女の子が活躍する話はいいね!
それこそ19世紀くらいのイギリスによく似たパラレル・ワールドのオックスフォードに住む少女が、実は世界を変える運命にあることになっていて、けれども本人はそれを知らずに成し遂げなければならない。なので、周りの大人はそれとなく手を貸したり邪魔したりするが、本人はあくまで「自分はフツーの女の子」だと信じて冒険する。
しかもこの女の子がまた嫌な女でねぇ(誉めてる)。大人のいうことは聞かないは、ウソをつくのが得意だは、取り得は無謀と紙一重の勇気だけ。でも、子どもってそんなもんだよなぁとしみじみ思うのです。13歳の女の子が、世界やら正義やらに関心があるわけないじゃん!
というわけで、大変楽しく読めました。3部作の2まで文庫落ちしているということなので、引き続き2を……と思いつつ、M&Cの4巻ゲットとどちらが先になるか。

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