まとめ書き

2003年11月30日
うっかり10日ほどサボってしまいましたが、この間、以下の本を読了。(順不同)

■(読了)「七人のおば」パット・マガー、創元推理文庫、1986
■(読了)「心やさしく」ロバート・コーミア、徳間書店、2002
■(読了)「ハワイイ紀行[完全版]」池澤夏樹、新潮文庫、2001
■(読了)「雀の猫まくら」群ようこ、新潮文庫、1998
■(読了)「三千世界の鴉を殺し」(8)、津守時生、2003

そして図書館で以下の本を借りてくる。
△(図書館)「雨・赤毛」モーム、新潮文庫
△(図書館)「ちくま文学の森 尾崎翠」ちくま文庫
△(図書館)「ぼくの心の闇の声」ロバート・コーミア、徳間書店
△(図書館)「トロイアの黒い船団」サトクリフ、原書房

さらに、この図書館で蔵書検索をしていたら、マイケル・ムーアが監督したハワイ関係の映画があるらしい。「ボーリング・フォー・コロンバイン」がおもしろかったもので、これも観てみようと図書館別室のAVルームへ行く。
……同姓同名の監督の、プレスリー主演の映画でした(涙)。
http://www.genkipolitan.com/elvis/best03/best03_28_para.html

さすがにこれはどうかと思い、かといって手ぶらで出るのもつまらないから、と棚を物色していて、ずっと気になっていた「ノッティングヒルの恋人」なんぞを手にしておりましたら。
どこかの知らないおじさんにいきなり「これ、見たことありますか?」と差し出されたのは「アラバマ物語」。60年代に撮られたモノクロ映画で、名前は聞いたことのある作品でした。
「よかったらぜひ見てください。これは、観てよかったと絶対思いますよ」
としきりに薦められるままに「はあ、ありがとうございます」と手にとって、結局2本借りてきました。
ビデオの貸出期間は1週間なのに。
というわけで、さっそく週末に1本消化。

(映画)「アラバマ物語」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1373

世界恐慌のさなかのアラバマの田舎町で、幼い兄妹を抱えるやもめ弁護士フィンチは、黒人の弁護を引き受ける。まだ人種差別の偏見はびこる街の白人たちから嫌がらせを受けながらも、公正であることを貫くフィンチの姿を、子供たちの目を通して描く。

グレゴリー・ペック演じるフィンチ・パパが、子供たちからはじめ「うちって貧乏」だの「フットボールの試合に出てくれない年寄り」だのと馬鹿にされつつも、信念を貫くことで子供たちに深く影響していくところがもうカッコいい。アメリカの映画雑誌のアンケートだかで、「映画史上最高のヒーロー」に、フィンチが選ばれたというのは納得です。現実は苦い結果に終わるとしても、それこそのヒーローでしょう。
それから、彼らの家の近所にすむ精神異常者(というより、今で言えば自閉症っぽい)のブーが、最後の最後に出てくるんですけれどその演技がまたハッと目を引くものがあります。

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