「チャーリー・チャンの活躍」
2003年11月7日■(読了)「チャーリー・チャンの活躍」ビガーズ、創元推理文庫、1963
NYから東に回ってロスまでという世界一周旅行団が、ロンドンに着いたときに殺人が起こる。この事件を担当したロンドン警視庁のダフ警部は、旅行団でつぎつぎ起こる殺人事件の謎を解くためにホノルルで一行に追いつくが犯人の凶弾に倒れ、それを友人のホノルル警察警部・チャン警部が引き継ぐ。ホノルルからロスまでの6日間の船旅の間に、チャンは犯人を見出すことが出来るのか?
という感じの、古典的なミステリ。ダフが前半で捜査をして、最後にならないとチャンは出てきません。ちなみに原題は"Charlie Chan Carry on"。頭韻が踏んである。
いろいろなところに伏線が張ってあり、最後に大団円があり、大変おもしろかった。チャーリー・チャンは戦前・戦後はポピュラーな探偵だったらしく、映画も何本か作られているそうですが、まったく知りませんでしたワタクシ。時代がかっているので女性蔑視や中国人蔑視やハンディキャップに対する今で言うところの放送禁止用語が頻出して、その辺も興味深かったです。いろんな意味でおおらかな時代であったことよ。
ただ、ホノルルに1泊しかしなかったのがちと不満。
もう一冊の「〜追跡」は、ダフとチャンの出会いの話で時間も発表年もさかのぼります。こちらも舞台はほとんどロスで、チャンは「はやくホノルルに帰りたい〜」とぼやきながら捜査を続けています(読書中)。
いやだから。わたしはホノルルを舞台にした話が読みたかったんだけど……(苦笑)。
そこで、対象を「小説」に広げて検索すると、片岡義男や喜多嶋隆なんかがとたんにヒットしてくるんですが、ハワイに関する図書を集めたサイトを発見。
「布哇文庫」http://www.asahi-net.or.jp/~rf2s-asm/index2.htm
そこに紹介されていた中からいくつかメモ代わりに。ミステリに限らず。
「カイマナヒラの家−Hawaiian Sketches−」、池澤夏樹 、発行 ホーム社/発売 集英社 、2001
「スティーブンソン怪奇短編集 」R・L・スティーブンソン、福武文庫
「ホノルル」(「雨・赤毛」所収)、モーム、新潮文庫、1959
「死んだふり」ダン・ゴードン、新潮文庫、2000
「無法地帯」ジョン・クラークスン、早川文庫、1995
「楽園の涙」(上下)、ノーマン・カタコフ 、扶桑社ミステリー文庫 、1993
「ワイキキ探偵事務所シリーズ 」、東 理夫 、光文社文庫 、1989-90
ハワイ旅行まであと一月半しかないというのに、どれだけ読めることやら……。
NYから東に回ってロスまでという世界一周旅行団が、ロンドンに着いたときに殺人が起こる。この事件を担当したロンドン警視庁のダフ警部は、旅行団でつぎつぎ起こる殺人事件の謎を解くためにホノルルで一行に追いつくが犯人の凶弾に倒れ、それを友人のホノルル警察警部・チャン警部が引き継ぐ。ホノルルからロスまでの6日間の船旅の間に、チャンは犯人を見出すことが出来るのか?
という感じの、古典的なミステリ。ダフが前半で捜査をして、最後にならないとチャンは出てきません。ちなみに原題は"Charlie Chan Carry on"。頭韻が踏んである。
いろいろなところに伏線が張ってあり、最後に大団円があり、大変おもしろかった。チャーリー・チャンは戦前・戦後はポピュラーな探偵だったらしく、映画も何本か作られているそうですが、まったく知りませんでしたワタクシ。時代がかっているので女性蔑視や中国人蔑視やハンディキャップに対する今で言うところの放送禁止用語が頻出して、その辺も興味深かったです。いろんな意味でおおらかな時代であったことよ。
ただ、ホノルルに1泊しかしなかったのがちと不満。
もう一冊の「〜追跡」は、ダフとチャンの出会いの話で時間も発表年もさかのぼります。こちらも舞台はほとんどロスで、チャンは「はやくホノルルに帰りたい〜」とぼやきながら捜査を続けています(読書中)。
いやだから。わたしはホノルルを舞台にした話が読みたかったんだけど……(苦笑)。
そこで、対象を「小説」に広げて検索すると、片岡義男や喜多嶋隆なんかがとたんにヒットしてくるんですが、ハワイに関する図書を集めたサイトを発見。
「布哇文庫」http://www.asahi-net.or.jp/~rf2s-asm/index2.htm
そこに紹介されていた中からいくつかメモ代わりに。ミステリに限らず。
「カイマナヒラの家−Hawaiian Sketches−」、池澤夏樹 、発行 ホーム社/発売 集英社 、2001
「スティーブンソン怪奇短編集 」R・L・スティーブンソン、福武文庫
「ホノルル」(「雨・赤毛」所収)、モーム、新潮文庫、1959
「死んだふり」ダン・ゴードン、新潮文庫、2000
「無法地帯」ジョン・クラークスン、早川文庫、1995
「楽園の涙」(上下)、ノーマン・カタコフ 、扶桑社ミステリー文庫 、1993
「ワイキキ探偵事務所シリーズ 」、東 理夫 、光文社文庫 、1989-90
ハワイ旅行まであと一月半しかないというのに、どれだけ読めることやら……。
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