■(読了)「未来をつくる図書館」菅谷明子、岩波新書 新赤版 837、2003
内容は前回の紹介を参照のこと。
うーん、なんというか、NY図書館の広報から聞いた内容そのまんま、って感じ。いいところしか書いてなくて、日本の図書館の現状からあまりにかけ離れた理想論ばかりなので、「ふーん」で終わっちゃうと言うか。
こういう本は、日本の図書館の実務を知っている人間が書くとまたイヤラシイ感じになってしまうんですが、たぶん日本の図書館についても利用者の立場であるジャーナリストが書いているから、NY図書館に対しても、利用者としての視点からしか見られなかったんだろうな。
いや、でも一般書だからそんなもんか。
だいたい、わたしが学生のころは、学校で図書館利用教育なんてまともにしなかったからな。
本当は、図書館利用教育は、民主主義社会での市民教育であるんだけど。ニッポンの学校は、市民じゃなくて労働力を育成する目的が最優先だからな……。

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