■(読了)「タイムスリップ明治維新」鯨統一郎、講談社ノベルス、2003
この読書記録にも書いた、同じ著者の「タイムスリップ森鴎外」の続編。前作の主人公、現代人のうららが、今度は幕末にタイムスリップし、25世紀からこの時代にやってきて歴史を改変しようとする悪者の企みをかいくぐって、明治維新を成功させるために奔走する。
歴史モノとしてはたいへん面白くて、軽い読み口とともにイッキ読みでした。
強いて言えば、未来人(25世紀の人)が出てくるあたりが少し強引な印象を受けました。あと、うららちゃんが維新の立役者たちと関係を持ってしまうのが、ううーん、女性として、ナンダカナアと思いました。
あと、この著者のデビュー作「邪馬台国はどこですか?」の中にある明治維新の話のネタを、そのまま使っているんですが、「実はあれは間違いだった!」ってなことになるかと期待していたんですが……。

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