「翡翠の城」

2002年10月31日
■(読了)「翡翠の城」篠田真由美、講談社ノベルス
建築探偵シリーズ3。
4代前の創業者の愛憎が現代のホテル経営者一族に影を落とし……という話。
前巻よりも建築史に立ち戻って明治以降の近代化をおさらいできる内容がよかった。と思ったらしっかりその旨あとがきに書かれてました。著者はちゃんとわかってシリーズを書いているらしい。
あと、探偵とその助手の過去が、ちょーっぴりだけほのめかされて、読者に次も買わせようと思わせるお手並みはお見事。はまりそうです。(でも、著者のサイトによると、探偵の過去が出てくるときは、シリーズが終わるときらしい。うう、大いなるジレンマが……)

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