「玄い女神」

2002年10月11日
■(読了)「玄い女神」篠田真由美、講談社ノベルス
建築探偵シリーズの2。
著者自身もあとがきで書いているが、シリーズ2巻目にして探偵・桜井京介の過去に関係した人物が中心の事件。よって、桜井京介も和洋折衷様式の家から読み解くよりも、人間関係に注視(しかも前半は推理をしたがらない)しているので、1巻目の、黎明荘を舐めるように(笑)描写していたところにインテリア・建築好きの心が惹かれたわたしには、少々物足りなかった。
まあ、タイトル自体から見ても、「家」がメインじゃなかったようです。次巻は「翡翠の城」ということで、またすてきな近代建築のうんちくが聞けることを期待。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索