■(読了)「自己を失った少年たち―自己確認型犯罪を読む」影山任佐、講談社選書メチエ、2001
「空虚な自己」を鍵言葉に、現代の少年たちの犯罪を読む。
この、犯罪に走る少年たちの「空虚さ」の正体を実感したくて読んでみましたが、やっぱり、自分の中にないものは関知し得ないのかなあ、と思ったり。
それとも、心理学的に解説した一説は「読み飛ばしても理解できるようになっている」と書いてあったので素直に読み飛ばしたからわからなかったのか。いや、でも難解な言葉を読んでもやっぱりわからなかったかもなあ……。
■(読了)「ハッピーライフカタログ」広瀬裕子、大和書房、2002
生活で使う道具で、気に入っているものの写真と短いエッセイ。というかポエム。
この人のセンスとか道具に対する思い入れみたいなものは共感できました。他の著書も探してみるつもり。
■(読了)「新装アーシアン 1巻 完結版 (1)」高河ゆん、集英社 、2002
……買っちゃったよ。Wingsコミックスの5巻分も持っているのに。
加筆修正なし。カラーも1、2点のみ収録。そしたらコミックスは表紙がカラーだからどっちが特だかわからない〜。
今回収録分は、なんと15年前のものだという。バブリーな時代を、絵柄のうつくしさや、話の妙な勢いや、あくまで前向きな主人公や(そうでもないか?)、高価そうな小道具や、そんなものが端的にあらわしていたと思う。
■(読了)「きっとマのつく陽が昇る!」喬林知、角川ビーンズ文庫、2002
シリーズ最新刊。大転換+終わってない。
実は、前回の「トサ日記」は読んでないんですが、シリーズ的にはおっけーなんでしょうか?
▼(挫折)「家族のなかの孤独―対人関係のメカニズム」岩月謙司、ミネルヴァ書房、1998
いい本だと思うんだけど、だんだんモヤモヤと澱のようなものが溜まっていくのはなぜだろう。
親子関係のゆがみが遺伝していって、現在の自分の対人関係に影響している、っていう説は、共感できる。親に愛されたいために、自尊心を守りたいために、本当の自分の心のありようを直視せず、その結果、自分の心さえわからずに不安に陥っていく、その根本を正していこうという姿勢も、いいと思う。
でも、ようするに、普段見ない振りをしている「親への恨み」を延々と読んでいると、げっそりしてしまいます。
以前、ネット上で「一番短い親への手紙(恨み編)」みたいなのが募集されていて、その応募作全部が読めるサイトがありました。そこで、数百通という短い恨み節を読みつづけていたら、100を越えるころにはもう胸焼けというか胃もたれというか、自分の精神衛生上よろしくないことに気づいて止めました。そのときと同じような気分になる。
少し離れて、元気を快復したらまた読みます。
「空虚な自己」を鍵言葉に、現代の少年たちの犯罪を読む。
この、犯罪に走る少年たちの「空虚さ」の正体を実感したくて読んでみましたが、やっぱり、自分の中にないものは関知し得ないのかなあ、と思ったり。
それとも、心理学的に解説した一説は「読み飛ばしても理解できるようになっている」と書いてあったので素直に読み飛ばしたからわからなかったのか。いや、でも難解な言葉を読んでもやっぱりわからなかったかもなあ……。
■(読了)「ハッピーライフカタログ」広瀬裕子、大和書房、2002
生活で使う道具で、気に入っているものの写真と短いエッセイ。というかポエム。
この人のセンスとか道具に対する思い入れみたいなものは共感できました。他の著書も探してみるつもり。
■(読了)「新装アーシアン 1巻 完結版 (1)」高河ゆん、集英社 、2002
……買っちゃったよ。Wingsコミックスの5巻分も持っているのに。
加筆修正なし。カラーも1、2点のみ収録。そしたらコミックスは表紙がカラーだからどっちが特だかわからない〜。
今回収録分は、なんと15年前のものだという。バブリーな時代を、絵柄のうつくしさや、話の妙な勢いや、あくまで前向きな主人公や(そうでもないか?)、高価そうな小道具や、そんなものが端的にあらわしていたと思う。
■(読了)「きっとマのつく陽が昇る!」喬林知、角川ビーンズ文庫、2002
シリーズ最新刊。大転換+終わってない。
実は、前回の「トサ日記」は読んでないんですが、シリーズ的にはおっけーなんでしょうか?
▼(挫折)「家族のなかの孤独―対人関係のメカニズム」岩月謙司、ミネルヴァ書房、1998
いい本だと思うんだけど、だんだんモヤモヤと澱のようなものが溜まっていくのはなぜだろう。
親子関係のゆがみが遺伝していって、現在の自分の対人関係に影響している、っていう説は、共感できる。親に愛されたいために、自尊心を守りたいために、本当の自分の心のありようを直視せず、その結果、自分の心さえわからずに不安に陥っていく、その根本を正していこうという姿勢も、いいと思う。
でも、ようするに、普段見ない振りをしている「親への恨み」を延々と読んでいると、げっそりしてしまいます。
以前、ネット上で「一番短い親への手紙(恨み編)」みたいなのが募集されていて、その応募作全部が読めるサイトがありました。そこで、数百通という短い恨み節を読みつづけていたら、100を越えるころにはもう胸焼けというか胃もたれというか、自分の精神衛生上よろしくないことに気づいて止めました。そのときと同じような気分になる。
少し離れて、元気を快復したらまた読みます。
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