■(読了)「隠し剣孤影抄」藤沢周平、文春文庫、1983
ちゃんとした「小説」を読まねば、と、ふいに思い立って、書棚から引き出して再読。
やっぱり藤沢周平はいい! ほんのちょっとした描写で登場人物たちの心理を表現して、架空の海坂藩内で、幕藩政治のひずみに巻き込まれて運命を狂わせていく人々を描きます。
まあ、不幸好きってのはあるんですが、この短編集のなかでは最後にハッピーエンドになる1編が好きだったりする。

そして、どうしてふいに思い立って藤沢周平かと言うと、先日、電車のボックス席で向かいに座っていた若い女の子が藤沢周平を読んでいたから。
いい娘だね〜。

■(読了)「西洋骨董洋菓子店(4)」よしながふみ、ウィングスコミックス、2002
最終巻。やっぱりよしながふみって天才だと思う〜。
とりあえず姉あたりに全4巻を押し付けて読ませてみよう。

■(読了)「チョーク(1)」竹美家らら、バーズコミックス、2002
ほ●じゃないの?と最後まで読むスタンスを定められずに読了したのでちょっともやもや感は残りますが、やっぱりかわいい絵なので許す。

そして以下の本を購入。
△(購入)「犬のいる窓」平岩弓枝、文春文庫、1993
平岩弓枝は「御宿かわせみ」シリーズなど時代物は読んでいましたが、現代ものは初めてだと思う。表紙のイラストがわりと有名な動物イラストレーターのもので、平岩弓枝の本も書店でよく見ていたし、しばらく前に近所の書店で「犬フェア」などもやっていたので、見覚えがあることを不思議に思わずに買ったのですが、読みながらふと、「もしや、10年前に嫁にいった姉の残していった本のなかにあったっけ?」としばし呆然。
刊行年を見て、姉の結婚後の発刊だったので一安心。
ちなみにいきなりコレを読み始めたのは、犬つながりではありません(苦笑)。


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