■(読了)「麦の海に沈む果実」恩田陸、講談社、2000、1,800
周囲から孤立した中高一貫私学の学園で生徒が失踪する。時期はずれの転入生、学園に言い伝えられる伝説、謎めいた生徒たちの1年間の物語。
ミステリ、というよりは「不思議な」物語。ぜったいあり得ない設定でリアリティのないキャラクタがあいまいな、けれども美しい言葉で謎を追う、なんて、はたから聞いたら「ケッ」と思うようなあらすじなのに、そのあいまいな感じに引き込まれて、ついつい1日で読み通してしまいました。「三月は深き紅の淵を」(講談社)の4話目と、2/21に感想を書いたミステリ・アンソロジーの中の短編とリンク。思わずアンソロジーを引っ張り出して恩田陸だけ読み直してしまいました。

■(読了)「聖なる黒夜」第21回、柴田よしき、KADOKAWAミステリ2002年5月号
今回は……、前回出来上がった二人のピロートークだけでした(汗)。いや、シヤワセそうでいいんですが。


コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索