「灰色の王 闇の戦い(3)」
2002年4月3日■(読了)「灰色の王 闇の戦い(3)」スーザン・クーパー、評論社、1981年、1,900円
シリーズもののお約束、ウィルの記憶喪失ネタで始まるこの巻は、けれど今回の彼の探索を助ける不思議なアルビノの少年ブラァンと出会って間もなく記憶回復。いつもの「子どもであって世界の誰よりも年とっている」、「<光>を守るためにときに人間としての情をあとまわしにしなければならない」<古老>としての悲しみが、<闇>との戦いとの間に描かれます。
もうこの弱ってるウィルが可愛くて仕方ない上に、今回登場のブラァンの傲岸不遜王子様っぷり(いや、そこまでひどくはないけれどニヒルよね/笑。11歳だけど)がすてきな対比をなしていて、たまりませんです。
ちなみに、このシリーズは全4巻として評論社からでているのですが、これらの前段の話として、2巻に出てきたドルー3兄弟の冒険譚「コーンウォールの聖杯」が、ずいぶん前に学研からでて絶版になったきり、図書館で探さないと読めない状態が続いておりました。が。このたび、復刊ドットコムにて署名集めが開始されました! よろしかったら投票してください〜(懇願)。
復刊したら全巻揃えるぞ。
って思ってたらもう復刊決定してたのか。しまった(汗)。
復刊ドットコム http://www.fukkan.com
○(書評チェック)「クィア・サイエンス―同性愛をめぐる科学言説の変遷」サイモン・ルベイ、勁草書房、2002年、4,500円
翻訳者の一人が伏見憲明。この人の書いた講談社現代新書「性のミステリー」は面白かったです。
シリーズもののお約束、ウィルの記憶喪失ネタで始まるこの巻は、けれど今回の彼の探索を助ける不思議なアルビノの少年ブラァンと出会って間もなく記憶回復。いつもの「子どもであって世界の誰よりも年とっている」、「<光>を守るためにときに人間としての情をあとまわしにしなければならない」<古老>としての悲しみが、<闇>との戦いとの間に描かれます。
もうこの弱ってるウィルが可愛くて仕方ない上に、今回登場のブラァンの傲岸不遜王子様っぷり(いや、そこまでひどくはないけれどニヒルよね/笑。11歳だけど)がすてきな対比をなしていて、たまりませんです。
ちなみに、このシリーズは全4巻として評論社からでているのですが、これらの前段の話として、2巻に出てきたドルー3兄弟の冒険譚「コーンウォールの聖杯」が、ずいぶん前に学研からでて絶版になったきり、図書館で探さないと読めない状態が続いておりました。が。このたび、復刊ドットコムにて署名集めが開始されました! よろしかったら投票してください〜(懇願)。
復刊したら全巻揃えるぞ。
って思ってたらもう復刊決定してたのか。しまった(汗)。
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○(書評チェック)「クィア・サイエンス―同性愛をめぐる科学言説の変遷」サイモン・ルベイ、勁草書房、2002年、4,500円
翻訳者の一人が伏見憲明。この人の書いた講談社現代新書「性のミステリー」は面白かったです。
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