「夜の片隅で」

2002年3月8日
■(読了)「夜の片隅で」J.M.ウィルスン、ハヤカワ文庫HM、2002
前置きは前日の購入時の紹介を参照のこと。
ハードボイルドなので、謎解きのほうはそれほど複雑でなく(けれどもアッと思わせる手法で)解決するのですが、そこに至るまでの、主人公やその他の登場人物たちが抱える鬱屈や生き様が、読ませます。とくに、主人公が話の途中で出会って恋をする相手との関係が、いったいどうなるのか気になって気になって(笑)。
解説で池上冬樹が「〜本書には性描写が濃いところがあり、同性愛に関心のない男性読者が辟易する部分もあるのだが(しかし逆に関心のある人にはたまらないかもしれない)、〜」と書いていて、ニヤニヤしてしまいました。

△(図書館)「虚飾の果てに」J.M.ウィルスン、ハヤカワ・ミステリ、1999
上記の本の続編。

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