「ざ・とりぷる」(追記)、「PALMシリーズ」
2002年3月3日■(追記)「ざ・とりぷる」安達遥、祥伝社文庫、2002
これのなかで、米軍特殊部隊を除隊された変態兵隊さんが敵役で出て来るんですが、かれが主人公たちに向かって「アスタ・ラ・ビスタ」と言う台詞に「(地獄で会おうぜ)」という訳がついているのですが……。これ、スペイン語で直訳すれば「また会うときまで」くらいの意味なんじゃないかなあ。せめて「あばよ」とか?
もちろん、アメリカではスペイン語は低所得者層の言葉でしょうから、スペイン語を使うだけで凄みがでるのはわかるんですが。この言葉に「地獄で会おうぜ」というイキな名訳を当てたのは、たしか「ターミネーター2」で、スタローンの台詞に対してだったと思います。よその意訳をそのまま借用するのって、ちょっと恥ずかしい?
ちなみにテレビのミニ情報番組「あしたま!」の元になった「アスタ・マニャーナ」は「また明日」。NHKみんなのうたの名曲「アスタ・ルエゴ」は「またいつか」。
■「PALMシリーズ(1)〜(3)、(15)〜(21)」伸たまき、ウィングス・コミックス(新書館)
前半は、人に貸して紛失してしまったものを古本屋で再購入。後半は、エピソードが出そろったらまとめて買おうと思っていた「愛でなく」のI〜VII。
PALMシリーズは、高校生のときにであって自己形成に多大な影響を受けたマンガ。著者が環境問題に傾倒してしまっても、突然シリーズ途中から以前のものと似ても似つかないペンネームに変えてしまっても、やっぱりあの、アメリカンドラマっぽいしゃれた台詞と、黒白のはっきりしたトーンの独特な絵と、大きな物語がちゃんとマンガ家のなかに構築されていて、きちんとそれに従って話を見せていってくれているのだという安心感のおかげで、どこまでもついていく気にさせられます。
この話の紹介は、短い文章ではとてもまとめて説明できないので、省略。とにかく読んで。
これのなかで、米軍特殊部隊を除隊された変態兵隊さんが敵役で出て来るんですが、かれが主人公たちに向かって「アスタ・ラ・ビスタ」と言う台詞に「(地獄で会おうぜ)」という訳がついているのですが……。これ、スペイン語で直訳すれば「また会うときまで」くらいの意味なんじゃないかなあ。せめて「あばよ」とか?
もちろん、アメリカではスペイン語は低所得者層の言葉でしょうから、スペイン語を使うだけで凄みがでるのはわかるんですが。この言葉に「地獄で会おうぜ」というイキな名訳を当てたのは、たしか「ターミネーター2」で、スタローンの台詞に対してだったと思います。よその意訳をそのまま借用するのって、ちょっと恥ずかしい?
ちなみにテレビのミニ情報番組「あしたま!」の元になった「アスタ・マニャーナ」は「また明日」。NHKみんなのうたの名曲「アスタ・ルエゴ」は「またいつか」。
■「PALMシリーズ(1)〜(3)、(15)〜(21)」伸たまき、ウィングス・コミックス(新書館)
前半は、人に貸して紛失してしまったものを古本屋で再購入。後半は、エピソードが出そろったらまとめて買おうと思っていた「愛でなく」のI〜VII。
PALMシリーズは、高校生のときにであって自己形成に多大な影響を受けたマンガ。著者が環境問題に傾倒してしまっても、突然シリーズ途中から以前のものと似ても似つかないペンネームに変えてしまっても、やっぱりあの、アメリカンドラマっぽいしゃれた台詞と、黒白のはっきりしたトーンの独特な絵と、大きな物語がちゃんとマンガ家のなかに構築されていて、きちんとそれに従って話を見せていってくれているのだという安心感のおかげで、どこまでもついていく気にさせられます。
この話の紹介は、短い文章ではとてもまとめて説明できないので、省略。とにかく読んで。
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