■(読了)「ガキの言い分」石田育絵、ルチル・コレクション(幻冬舎)、2002
学園ホモホモ。ホモホモ、というのは、ホモが2カップル以上出てくるから。この話では、学生同士カップルと、教師×生徒カップル。
2カップルでてくるからか、なぜか全体の印象が散漫。キャラクタの行動原理もいまひとつ掴みづらく、だいたい表紙にそれぞれのカップルから一人ずつ持ってきて並べられたら、はじめ「この二人がカップル?」と勘違いしませんか。「攻めっぽいほうが受けだとわたしの好みなのに」と思っていたら、本当に別の男とカップル(しかも受け)になったのでそれはよかったのですが。
唐突な美少年アイドルおたく(男)とか、唐突な親の再婚によるダメージ(しかもその後のストーリーにそれほど影響がない)とか、唐突な攻め男くんじつは甘えん坊さん、とか。AVビデオマニア対決設定があんまり活きてないとか、街で見かけた片思い相手が、兄の結婚相手の連れ子でしかも教え子とか。いいのかそれで?! むーむーむー。
とはいえ。石田育絵だから許せちゃう(笑)。

◇(購入)「ガキの言い分」石田育絵、ルチル・コレクション(幻冬舎)、2002
◇(購入)「書物愛 蔵書票の世界」日本書票協会編、平凡社新書、2002

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