実家のロフト(4畳半分本で埋まっている)でふと手に取ったら止まらなくなって全巻読み返しました。
ある意味ファンタジーだけれど、やっぱりいい話なんですよね…。
文庫版で揃えているので、雑誌発表時からどれだけ経ってから読んでるだろう……。最初ので初出が2007年3月号か。

最初に載っていた「狐遣いの後継ぎ」が一番おもしろかったな。ミスリードも上手いし、最後の締め方も後味がよくて、この先のことをいろいろ想像させられて。

なんだか忘れたけれども検索している最中にこの映画のことを知って、見てみたいなぁと思ってBookOffの入荷お知らせ登録していて忘れた頃に入荷されたのを購入。
とはいえ手に入れてからもしばらく放置していて、昨晩お風呂上りに髪を乾かしながらなんとなく見始めた。

元カノのトリスのことが忘れられないニックは彼女に自分が作った音楽CDを送り続けた。
しかし、CDは毎回ゴミ箱行き。そのCDをゴミ箱から拾い続けたノラはいつしか見ず知らずの男性が作ったその音楽に心を奪われていく。
ある夜ニックのバンドがライブに出演することに。そこでニックとノラは出逢うのだが…。


という説明だけではこの映画のおもしろさを半分しか表現してない!
NYの一夜を舞台に、人気バンドのシークレット・ライブの場所を探しながら、ニックとノラは少しずつ気持ちが通じ合うのだけれど、トリスも捨てた男とはいえ人に取られそうになると気になって仕方がないし、ノラのほうにもずるずる付き合っているようないいように扱われているような彼氏がいて、お互い誤解したり嫉妬したりしながらさらにはノラとトリスの友だちのキャロラインが酔っ払って行方不明になって……という、あっちとこっちが複雑に絡んだ、まさしく青春恋愛映画。かわいいお話でした。
人気バンドの名前が”Where is Fluffy”でウサギがトレードマークになっていて、アリスを髣髴とさせるドタバタ劇でもあります。
わたしは80年代NYのロックやポップスシーンにはまったく疎いのですが、たぶん好きな人には堪らないんだろうなぁというシーンもあり。

……ちょーっと、酔っ払い関連でエゲツない描写はあるんだけれど(汗)。


お友だちがエラいはまって映画館に通っているのをみて、気になって見てきました。

ガイ・リッチー節が炸裂しておりました(笑)。

あの隙なく無駄なく構築された脚本は気持ちいいですね。
さらにマンガ的なスチームパンクなロンドンの画作りもツボ。
また、ホームズの論理性を映画にしようとするとどうしてもスピード感がなくなるし
映画の絵としてもおもしろくない、という問題を、カットバックを多用して解決している
演出の手腕にも感心しました。

そして、最初にガイ・リッチーの「ロック、ストック~」を薦めてくれた人が
「タイムリミットものの傑作」というふれこみだったこともあって、
これもそういう目で見ていたのですが、大なり小なりあちこちにタイムリミットのハラハラ感を
撒き散らしていて、それもすばらしい。
「明日の正午に世界が変わる」という一番の山場も明らかなタイムリミットですが、
実は「ワトソンが結婚してホームズと暮らしていた家を出るつもりでいる」というのも
広い意味ではタイムリミットのテクニックなのかな、と思いました。
ホームズは、ワトソンが家を出て行かないようにあの手この手を尽くすのだけれど、
「その時」はだんだん近づいてくる……
事件の解決と並行して、そんな人間関係の緊張感も、ぐいぐい見るものを引っ張る要因に
なっているように思いました。

すみずみまで計算が行き届いている、という意味ではピーター・ウィア監督に通じるものがありながら、あちらが無駄をそぎ落としているのと対極的に、こちらは過剰なまでに情報を詰め込むところが面白い、
そして、どちらも非常に好みなのだけれど、どうやらあまり流行っていないところも似ているようだ。
ああもったいない。
ミーハーなもので(笑)。

新刊出てた!
すでに記憶として語られてきた話だけれど、実際にリアルタイムの物語として読むとやっぱり重い……。
早く彼らが出会えるといい。
でも、出会ってしまったらもうこの物語も終わる……。
好きな者同士が、思いが通じ合うまでジタバタする短編集。
このジタバタ加減が快感だわ~。


昨年から、ウワサのついったーをやっているんですが、
今朝、こんなステキなものを見た。

もんでんあきこ先生のついったーより。

売り場で軽く腰が抜けましたw RT @ha_na_4: わはは!すてきですー!RT @mondenakiko: @simakazu 島本先生!ありがとうございます!感激ですー!\(≧▽≦)丿 http://tweetphoto.com/14550720 約13時間前 TweetDeckから


で、そのつづき。

私宛の『ゲキトウ』にはさらなるサプライズがありました。巻末に漫画家十訓が!(気がつくのが遅いよ) http://tweetphoto.com/14582888
約6時間前 TweetDeckから


島本和彦先生……ステキすぎる。
ノンケとゲイの高校生同士の友情マンガ。
男の子同士がおバカでけっきょく仲良しな様子は見ていて楽しい。

と、オリンピックのフィギュアスケート女子シングルをスタンドで観戦していた男子シングル3人組の姿を見て思いました。

それにしても、とうとう、とはいえやけにあっさりロ……(以下略)
最終回。
働く女子ががんばる話。

「選択権は藤井にある。

私たちは そのために働いているのかも しれないね」

という台詞にジンときた。

そう。働いて経済力がつけば、人生の選択肢が広がる。
そのために、毎日がんばって働いている。


水曜に外勤が早めに終わって、でも帰社すると定時を回ってしまうので、思い切って直帰することに。
外勤先の川崎に来たならIMAXでアバターでも観たいと思ったのですが、うまい時間が合わず、駅前でコーヒーを飲んで休んで、さて帰ろうか、というときにふと思い立ってケータイで調べたら、「かいじゅうたちのいるところ」があと10分で始まるのを知りまして。
家の近所のシネコンでは朝の1回しか上映がなくて、まだ観ていなかったものですからそこから慌てて駅の向こう側のチネチッタへ走る(笑)。
ちょっと迷ったこともあって最初の数分は観られませんでしたが、無事に見ることが出来ました。
それに、偶然ですがレディースデイだったので安かったし!

内容は、ツボはいいところを突いているので、もうちょっと強く、もう一押し欲しかったなぁ、というところ。
かいじゅうたちのいる島は、もっと不条理でもよかったような。80年代くらいにやってたサントリーのCMみたいな。
これとか
http://www.youtube.com/watch?v=YotCl8xcRtk
これとか。
http://www.youtube.com/watch?v=aWo1aNdn6fQ

かいじゅうたちにカップルがあるところとか、なんとなく、子どもの夢というよりなにか大人の常識見え隠れしているところがなぁ……。
でも現実世界とのリンクはさり気なく分かりやすくてよかった。
そんなわけでこちらも無事自宅近くの書店で入手し、冬編・春編読了。
ノンケ同士がゆっくり恋をしていく話は大好物だ!
しかもメガネ受け!
そういうツボを押さえつつ、「高校生だからこそ家の環境や学校に縛られる」かんじや、そのなかで高校生が考えそうな言動とか、すごくナチュラル。
いい話し読みました~。
本当は、帰りの電車の中で中村明日美子「卒業生」を読みたいなぁと思ってカイシャ最寄り駅の書店に寄ったのだけれど、目的のマンガが見つからずこちらを購入。
がんばりすぎちゃって嫁き遅れた30代独身女なんて、(この本の主人公ほど出世してないし仕事できないけど)ひどく共感、というかセンシティブなところに刺さる話…。



< 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索