チャーリーとチョコレート工場
2005年9月2日 映画鑑賞記録(04.03〜)監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップの4度目の顔合わせは、ロアルド・ダール原作の人気ファンタジーの映画化。ウォンカ氏が経営する巨大なチョコレート工場に、5人の子どもたちが招待され、驚くべき体験をする。5人のなかで、唯一、貧しい一家の少年チャーリーで、天才子役のフレディー・ハイモアが名演技を披露している。ほぼ原…
とりあえず、サイコー!!と叫んでおく。
試写会に行って来ました。
以下、ややネタバレ気味な部分があるのでご注意下さい。
ちなみに、わたしは原作の存在は知っていたけれど実際に読んだのは映画公開が決まってから。子どものときに読んでおけばもっと楽しめただろうなぁとちょっと残念に思いつつ、お話自体はとてもシンプルで子どもの本によくあるような繰り返しが多く、2時間の映画にするのには間が持たないのではないか、と、ちょっと心配もしていた。
事前に漏れ聞く噂では、原作にはないウォンカさんの父親とのエピソードが付け加えられているということだったし、そして結局「家族っていいよね」というハリウッドな価値観に落としているということで、そこで醒めちゃうんじゃないかという不安があった。
けれど、そんな心配はまったく杞憂でした! さすがティム・バートン。
父親エピソードのための、ウォンカさんの過去のフラッシュバックシーン以外は、バートン節の演出はあるもののほぼ原作に忠実。そして原作の一番最後から先に、ちょっとだけ付け加わったシーンで「父親との和解」が描かれるものの、台詞はそぎ落とされ、あっさりと終わって邪魔じゃない。
なにより、本では想像するしかなかったウンパ・ルンパの歌が!! もう最高です。サントラ欲しい。
一緒に行ったのは子どもの頃から原作を愛して止まない人でしたが、彼女も大満足ということでした。
見終わって、心から「あ〜楽しかった」と思えて、誰にでも勧められる素敵な映画でした。
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フランチェスコの暗号〈下〉
2005年9月1日 読書記録第2紀(05.08〜)
下巻読了。
読み終わった感想。
い い の か よ !!
えーと、ようするに、主人公(男)が、親友と彼女とどちらを取るかでフラフラする、しかも、親友も彼女も主人公を得るために様々な駆け引きをする。という話でよろしいでしょうか?
いやもう、ああいうオチにくるとは。ポール(親友)の魔性っぷりにクルクル踊らされてしまいました。
もう、暗号の謎などカケラも頭に残ってないよ。
あと、途中で現在の話と過去の話が交互に出てくるのが大変わかりづらいのはいかがなものかと。どっちでも同じようなことをしているので、エピソードが整理できません。これは、如何様にも書きようはあったと思うのだけれどなぁ。
ISBN:410214952X 文庫 イアン・コールドウェル、ダスティン・トマスン 新潮社 2004/09 ¥660
読み終わった感想。
い い の か よ !!
えーと、ようするに、主人公(男)が、親友と彼女とどちらを取るかでフラフラする、しかも、親友も彼女も主人公を得るために様々な駆け引きをする。という話でよろしいでしょうか?
いやもう、ああいうオチにくるとは。ポール(親友)の魔性っぷりにクルクル踊らされてしまいました。
もう、暗号の謎などカケラも頭に残ってないよ。
あと、途中で現在の話と過去の話が交互に出てくるのが大変わかりづらいのはいかがなものかと。どっちでも同じようなことをしているので、エピソードが整理できません。これは、如何様にも書きようはあったと思うのだけれどなぁ。
ISBN:410214952X 文庫 イアン・コールドウェル、ダスティン・トマスン 新潮社 2004/09 ¥660
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8月総括
2005年8月31日 本・映画にまつわるよしなし事読んだ本は10冊。見た映画は5本(うち、試写会2本/レンタル2本)。
先月、いきなり読書意欲に目覚めたときには12冊いったんですが、今月は「東電OL〜」に意外と時間がかかりました。あと夏の海辺のまんが祭りもあったし。
今現在は、「フランチェスコの暗号(下)」を通勤中に読みつつ、家ではぼちぼち「スティーブ・ジョブズの再臨」(ジョブズがアップルを追われてからCEOに返り咲くまでのドキュメンタリ)を読んでます。
積んであるのは、ブログの作り方の本と、キンジー・ミルホーンシリーズのPとQ。半年くらい積んだままの「戦争請負会社」。
密林から、ファルコの4,5巻と、「霧の日にはラノンが見える」1,2巻待ち。
読む予定の本を全部読んだら9月も終わりそう……。
そして本日、豪のオンラインDVDショップより、デヴィッド・ウェナムのTV映画、シェーン・マロニーシリーズの2本を出荷しましたとメールが来ました。
韓国映画の「千年湖」は大変気になっている。それと、二番館で上映中の「バタフライ・エフェクト」は行こうかどうしようか迷うところ。
あ、今週末は「チャーリーとチョコレート工場」の試写会で〜す。
先月、いきなり読書意欲に目覚めたときには12冊いったんですが、今月は「東電OL〜」に意外と時間がかかりました。あと夏の海辺のまんが祭りもあったし。
今現在は、「フランチェスコの暗号(下)」を通勤中に読みつつ、家ではぼちぼち「スティーブ・ジョブズの再臨」(ジョブズがアップルを追われてからCEOに返り咲くまでのドキュメンタリ)を読んでます。
積んであるのは、ブログの作り方の本と、キンジー・ミルホーンシリーズのPとQ。半年くらい積んだままの「戦争請負会社」。
密林から、ファルコの4,5巻と、「霧の日にはラノンが見える」1,2巻待ち。
読む予定の本を全部読んだら9月も終わりそう……。
そして本日、豪のオンラインDVDショップより、デヴィッド・ウェナムのTV映画、シェーン・マロニーシリーズの2本を出荷しましたとメールが来ました。
韓国映画の「千年湖」は大変気になっている。それと、二番館で上映中の「バタフライ・エフェクト」は行こうかどうしようか迷うところ。
あ、今週末は「チャーリーとチョコレート工場」の試写会で〜す。
All you need is kill
2005年8月30日 読書記録第2紀(05.08〜)新鋭桜坂洋・渾身の1冊、SFテイスト!!
近未来。初年兵キリヤとクレイジーな女准尉リタの物語。流麗な文体と当文庫には珍しい、ロボットSFのテイストを持つバトル・アクション。SF界の第一人者・安倍吉俊のイラストも話題必至です。
(Amazon.co.jpより)
……っていうか、戦場で、自分が死ぬまでの30時間を繰り返す(一度死ぬと30時間前に戻ってしまう)青年のタイムワープもの。
流麗な文章、といっても華美でなく、無駄がなくて引っかかるところもなくさらっと読めて必要な情報が意識せず読み手に伝わってるところがまずすごいと思いました。
そんな文体だからか、主人公の陥った時間ループから、いかに抜け出すか、というシンプルなテーマが活きてる。
最後、どうして「そう」しなければならないのか、のSF設定が、科学に弱いわたしにはさらっと納得できなかったのですが、こなれたSF作品ではあります。
あと、女の子向けだときっともっと「泣き」を入れてくるんじゃないかな。タイムループものって、その辺の「切なさ」が売りなところもあるし。その辺、理に勝ってる感じ。
これも男の子向けライトノベルレーベルだったので手を出しかねていたのですが、なーんだ、普通に面白いじゃん。ただし、やはりお約束のように登場するメガネのドジっ子や長い黒髪の美人でやさしいお姉さんキャラは、女の子向けレーベルにおける美形キャラと同様、逃れられない宿命なのか……。
ISBN:4086302195 文庫 桜坂 洋 集英社 2004/12 ¥600
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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
2005年8月29日 読書記録第2紀(05.08〜)
いわゆるライトノベル、それも男の子向けレーベルなので、あちこちで噂を耳にしていたものの、なかなか手に取る気になれなかった。
ある日都会から引っ越してきた転校生は自分を「人魚」だと自己紹介する変な美少女だったが、彼女には人に言えない秘密があって――
という、表紙の幼児顔の女の子の絵と合わせて一読するとかなり引く内容かと思いきや、最初の1ページ(ここでラストがバッドエンドであることがいきなり明かされる)から予想を覆す展開。
上記の美少女の「変さ」は、わたしが今、若い子達の考えていることがわからないと思うその理解しがたさに通じていて、そこのところを、著者は上手く救い上げて昇華して作品に仕上げていて、すごいと思った。
正直、下手なJ文学よりも(いや、J文学自体読んでないけど)よっぽどイマドキの子どもたちの世界を分かってると思う。一般書でも十分いける。とにかく驚いた。
ISBN:4829162767 文庫 桜庭 一樹 富士見書房 2004/11 ¥525
ある日都会から引っ越してきた転校生は自分を「人魚」だと自己紹介する変な美少女だったが、彼女には人に言えない秘密があって――
という、表紙の幼児顔の女の子の絵と合わせて一読するとかなり引く内容かと思いきや、最初の1ページ(ここでラストがバッドエンドであることがいきなり明かされる)から予想を覆す展開。
上記の美少女の「変さ」は、わたしが今、若い子達の考えていることがわからないと思うその理解しがたさに通じていて、そこのところを、著者は上手く救い上げて昇華して作品に仕上げていて、すごいと思った。
正直、下手なJ文学よりも(いや、J文学自体読んでないけど)よっぽどイマドキの子どもたちの世界を分かってると思う。一般書でも十分いける。とにかく驚いた。
ISBN:4829162767 文庫 桜庭 一樹 富士見書房 2004/11 ¥525
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フランチェスコの暗号〈上〉
2005年8月28日 読書記録第2紀(05.08〜)
先日手に取り始めた動物ものは、各地の新聞に載った動物関係ネタをまとめ、動物学・環境学的コメントをつけただけのような、まるでどこかの編プロが日銭稼ぎに書いたような毒のなさなので、資料としては上手くまとまっていて役に立つなぁと思いつつ、逆にまとめて通読する必要性を感じずに途中で挫折。
で、友達が面白いと言っていたこの本を手にとってみる。
中世の奇書の謎を、卒論締め切りを翌日に控えた学生が解読する周囲で、不穏な事件が起こる。
……という謎解きミステリは脇のあらすじで(笑)、メインは主人公「僕」と、この学生を含む4人のルームメイトが、プリンストン大学卒業を目の前にして進路や恋愛、友情に悩んだりする青春小説です。
この4人が上手くキャラ立ちしていて、4人の関係を中心にして読むと大変楽しい。逆に謎解きは、ラテン語やらギリシャ語やら謎かけやらが出てきて、西欧中世文学に素養のない日本人にはトンと見当が付かないのでその辺は読み流し。
下巻が楽しみなんですが、その前に読まなきゃならない本が出来たのでしばらく寝かしておきます。
ISBN:4102149511 文庫 柿沼 瑛子 新潮社 2004/09 ¥660
で、友達が面白いと言っていたこの本を手にとってみる。
中世の奇書の謎を、卒論締め切りを翌日に控えた学生が解読する周囲で、不穏な事件が起こる。
……という謎解きミステリは脇のあらすじで(笑)、メインは主人公「僕」と、この学生を含む4人のルームメイトが、プリンストン大学卒業を目の前にして進路や恋愛、友情に悩んだりする青春小説です。
この4人が上手くキャラ立ちしていて、4人の関係を中心にして読むと大変楽しい。逆に謎解きは、ラテン語やらギリシャ語やら謎かけやらが出てきて、西欧中世文学に素養のない日本人にはトンと見当が付かないのでその辺は読み流し。
下巻が楽しみなんですが、その前に読まなきゃならない本が出来たのでしばらく寝かしておきます。
ISBN:4102149511 文庫 柿沼 瑛子 新潮社 2004/09 ¥660
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パイロット・Petit1(ペチットワン)新製品【万年筆】
2005年8月27日 つれづれ
たまにはこのブログの製品紹介の写真を出してみたいと思って、昨日買ったこの新製品のペンを出してみる。
たまたま銀座伊東屋の前を通りかかったときに、ワゴンで売り出していて、12色揃っていてきれいだったので近寄ってみた。
長さは
10センチ弱の、ころんとしたフォルムのこのペンは、水性ペンなのだけれどペン先が万年筆のようになっていて、インクもカートリッジ別売りで繰り返し使える。
書き味は、普通の水性ペンのフェルトやボールペンのペン先とはひと味違ってなんかイイ感じ。試しにインク色ブルーを買ってみました。
だれかに手紙を出したくなるなぁ(笑)。
以前、新聞か雑誌の記事でこのペンのことを読んだことがあって、そのときには女子高生をターゲットにした開発だと言っていたと思いますが、場所柄か、わたしが吟味している横ではおじさんが、
「この前ここで買って、仕事用のメモに使っているよ」
と言ってブルーとブラックのカートリッジを買い足して行きました。
家に帰って母に見せびらかしたら(笑)
「手紙を書くときに、ボールペンだとなんだかなぁ、というときに使いたいから」
といって、ブラックのものを見かけたら買ってきて欲しいと頼まれました。
意外と需要は、万年筆を普通に使っていた世代のなかで、でも手入れが面倒で使わなくなっちゃっていた人たちのなかにもあるのかも。
たまたま銀座伊東屋の前を通りかかったときに、ワゴンで売り出していて、12色揃っていてきれいだったので近寄ってみた。
長さは
10センチ弱の、ころんとしたフォルムのこのペンは、水性ペンなのだけれどペン先が万年筆のようになっていて、インクもカートリッジ別売りで繰り返し使える。
書き味は、普通の水性ペンのフェルトやボールペンのペン先とはひと味違ってなんかイイ感じ。試しにインク色ブルーを買ってみました。
だれかに手紙を出したくなるなぁ(笑)。
以前、新聞か雑誌の記事でこのペンのことを読んだことがあって、そのときには女子高生をターゲットにした開発だと言っていたと思いますが、場所柄か、わたしが吟味している横ではおじさんが、
「この前ここで買って、仕事用のメモに使っているよ」
と言ってブルーとブラックのカートリッジを買い足して行きました。
家に帰って母に見せびらかしたら(笑)
「手紙を書くときに、ボールペンだとなんだかなぁ、というときに使いたいから」
といって、ブラックのものを見かけたら買ってきて欲しいと頼まれました。
意外と需要は、万年筆を普通に使っていた世代のなかで、でも手入れが面倒で使わなくなっちゃっていた人たちのなかにもあるのかも。
ファルコがネックか!
2005年8月23日 本・映画にまつわるよしなし事本日読了した「東電OL〜」で、先月リストアップした積読本はすべて消化。現在は、途中で山に加わった今泉忠明著「行き場を失った動物たち」(東京堂出版、2005)を読んでいますが、これを読み終わるとあとはハードカバーの本ばかりになってしまって、通勤中に持ち歩くのには適さないものばかり……。
本当は、これを見越して密林に文庫を4冊ばかり注文してあるのですが、先週発注したのにまだ届かないなぁ、と思って発送状況を確かめたら、なんと今週末から来週にかけての発送予定になっている。
どうやら、密偵ファルコの4、5巻が1〜2週間後の発送らしい。失敗した〜。
仕方ないから(?)、ハードカバーで姉から借りてるキンジーシリーズのPが文庫落ちしてるから、これを買って待ってるかなぁ。
とはいえ、ハードカバーおよび大型の積読本にあるブログの作り方はさっさと読んで自力で設置したいのだけれど。
本当は、これを見越して密林に文庫を4冊ばかり注文してあるのですが、先週発注したのにまだ届かないなぁ、と思って発送状況を確かめたら、なんと今週末から来週にかけての発送予定になっている。
どうやら、密偵ファルコの4、5巻が1〜2週間後の発送らしい。失敗した〜。
仕方ないから(?)、ハードカバーで姉から借りてるキンジーシリーズのPが文庫落ちしてるから、これを買って待ってるかなぁ。
とはいえ、ハードカバーおよび大型の積読本にあるブログの作り方はさっさと読んで自力で設置したいのだけれど。
東電OL殺人事件
2005年8月23日 読書記録第2紀(05.08〜)1997年3月8日深夜、渋谷区円山町で、女性が何者かによって絞殺された。被害者渡辺泰子が、昼間は東電のエリートOL、夜は娼婦という2つの顔を持っていたことがわかると、マスコミは取材に奔走した。逮捕されたのは、ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ。娼婦としての彼女が、最後に性交渉した「客」であった。
ずいぶん前にハードカバーのほうを友達に借りて読んでいたんだけれど、通勤に持ち歩くのが大変でなかなか読み進まず、結局途中までで返してしまった。文庫も出たなぁと気にしていながら、ようやく手に取ったらもう文庫化からも2年経っていたのね。
マスコミはセンセーショナルな面を強調しすぎるし、さらに自分が積極的に関心を持ってみていなかったから、この事件のタイムリーな報道を見ていた記憶はほとんどない。それでも、聞きかじった情報から自分が抱いていた印象と、この本の内容とはひどくかけ離れていて驚いた。また、著者が何度も現場に足を運び、いろいろな関係者から直接話を聞いたこのドキュメンタリーは、大変読みでがある。
ただ、はじめから著者は逮捕されたネパール人を無罪だと感じていて、終始免罪という視線で書いているから、つい信じてしまうけれど、この本だけから判断しちゃあイカンよなあと自戒。著者が、円山町という場所に対してかなり叙情的なところが、繰り返されるので読み手としては一歩引いてしまう。
この事件も、結局警察の初動捜査の誤りで重要な証拠が無視されたり廃棄されたりして、真実はわからないままになってしまうのかしら。
ISBN:4101316333 文庫 佐野 真一 新潮社 2003/08 ¥740
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バトル・オブ・シリコンバレー
2005年8月20日 映画鑑賞記録(04.03〜)
某所にて「腐女子がこれを見れば、全員が必ず、妖しい妄想を抱く」(出典 VOICE:Slashを読む日本人が見たやおい漫画を読むアメリカ人・第16回 http://www.sting.co.jp/voice/v38/v010419.htm)とまで書かれたアメリカのTV映画を見た。
内容は、アップル社の設立者であるスティーブ・ジョブズと、 マイクロ・ソフト社の設立者であるビル・ゲイツのサクセス・ストーリーを描く、 コンピュータ業界の実話ドラマ。
作品の内容としてはライバルものの王道で、しかも最後は数年前にMac使いを驚かせた、MSと林檎の提携で終わるものですから、腐女子が心ときめかせるのもむべなるかな、というもの。
俳優さんたちは出来るだけ本人に似た顔立ちの人を連れてきているらしく、ゲイツはかなり本人を髣髴とさせる顔なのだけれど、ジョブスはERにも出ていたらしいノア・ワイリーで、彼のたくらみ系の表情がエロティシズム滴っているのも腐女子に道を誤らせる一因のように思われます。
というわけで、大変楽しく見ました。もともとコンピュータ開発史に興味のある方には既知のエピソードばかりかもしれませんが、それ以外を求めるお嬢様方には楽しめるのではないかと(笑)。
VHS Turner Home Video 2000/05/16 ¥1,739
内容は、アップル社の設立者であるスティーブ・ジョブズと、 マイクロ・ソフト社の設立者であるビル・ゲイツのサクセス・ストーリーを描く、 コンピュータ業界の実話ドラマ。
作品の内容としてはライバルものの王道で、しかも最後は数年前にMac使いを驚かせた、MSと林檎の提携で終わるものですから、腐女子が心ときめかせるのもむべなるかな、というもの。
俳優さんたちは出来るだけ本人に似た顔立ちの人を連れてきているらしく、ゲイツはかなり本人を髣髴とさせる顔なのだけれど、ジョブスはERにも出ていたらしいノア・ワイリーで、彼のたくらみ系の表情がエロティシズム滴っているのも腐女子に道を誤らせる一因のように思われます。
というわけで、大変楽しく見ました。もともとコンピュータ開発史に興味のある方には既知のエピソードばかりかもしれませんが、それ以外を求めるお嬢様方には楽しめるのではないかと(笑)。
VHS Turner Home Video 2000/05/16 ¥1,739
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奥さまは魔女
2005年8月19日 映画鑑賞記録(04.03〜)
試写会に当たったので行ってきました。
面白そうだとおもわなかったわけではないものの、なんでわざわざハガキを使ってまで応募したのか、当たった時点で忘れていたのですが、まあタダだから見てきました。
可愛い映画でした。ロマンスとしては、大筋で王道を行っていて、小ネタで随所で笑わせる。オリジナルでおじさんが出てくるのは知りませんでした。知っていたらまた楽しかったのかなぁ。
ニコール・キッドマンって、写真で見るとキッツい美人って感じですけど、動くとホントに「恋に恋する少女」って感じになる。すごーい。
対してヒーローであるウィル・フェレルって、アメリカでは有名なコメディアンだそうで。道理でロマンス映画でニコールの相手にしてはダサすぎる……。最後にはそれが可愛く見えてくるのかと思ったけれど、最後までどうにもカッコイイと思えなかった。でも、そんなどうしようもない相手にも恋しちゃったらおしまいよね、というところが逆に共感できたり。そうそう。この人身長が190センチあるそうで、だからニコールの相手役として釣り合ったということか。
いや、だったらやっぱりデカすぎて相手を選ぶ、オーストラリア出身のコメディアンもできる俳優・エリック・バナのほうがカッコイイじゃん! あ、でもオリジナルのダーリンに似ているのはウィル・フェレルのほうかしら。
ニコールのお友達・マリアちゃんが可愛くて気に入りました。
そういえば、(以下ネタバレ)
サマンサのお母さん役をやった役の女優さん(うーん、わかりにくい)って、結局伏線を収拾し忘れてるような気がするんですが……。
あと、ヒーローの元妻の扱いも、生かし切れてなかったような。
面白そうだとおもわなかったわけではないものの、なんでわざわざハガキを使ってまで応募したのか、当たった時点で忘れていたのですが、まあタダだから見てきました。
1966年から放映され、日本でも人気だった往年の同名テレビシリーズを題材にした、ニコール・キッドマン主演によるラブコメ。物語は単純なリメイクではなく、「奥さまは魔女」の新シリーズが製作されることになり、ヒロインを探すという設定だ。例の“鼻ピクピク”ができることから、無名のイザベルが選ばれるのだが、じつは彼女は本物の魔…
可愛い映画でした。ロマンスとしては、大筋で王道を行っていて、小ネタで随所で笑わせる。オリジナルでおじさんが出てくるのは知りませんでした。知っていたらまた楽しかったのかなぁ。
ニコール・キッドマンって、写真で見るとキッツい美人って感じですけど、動くとホントに「恋に恋する少女」って感じになる。すごーい。
対してヒーローであるウィル・フェレルって、アメリカでは有名なコメディアンだそうで。道理でロマンス映画でニコールの相手にしてはダサすぎる……。最後にはそれが可愛く見えてくるのかと思ったけれど、最後までどうにもカッコイイと思えなかった。でも、そんなどうしようもない相手にも恋しちゃったらおしまいよね、というところが逆に共感できたり。そうそう。この人身長が190センチあるそうで、だからニコールの相手役として釣り合ったということか。
いや、だったらやっぱりデカすぎて相手を選ぶ、オーストラリア出身のコメディアンもできる俳優・エリック・バナのほうがカッコイイじゃん! あ、でもオリジナルのダーリンに似ているのはウィル・フェレルのほうかしら。
ニコールのお友達・マリアちゃんが可愛くて気に入りました。
そういえば、(以下ネタバレ)
サマンサのお母さん役をやった役の女優さん(うーん、わかりにくい)って、結局伏線を収拾し忘れてるような気がするんですが……。
あと、ヒーローの元妻の扱いも、生かし切れてなかったような。
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環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争
2005年8月17日 読書記録第2紀(05.08〜)
しばらく前に買って数ページ読んだきりになっていた本。
書き手の個性が前面にでていて、読みやすい本だった。考古学というと土器とか木簡などを思い出すけれど、この著者は発掘される元・生き物(植物とか貝塚の骨とか排泄物とか)から文字にされていない歴史を読み解く。
家畜化された生き物は野生よりも小型化し骨にも奇形が増えることから、いつごろから家畜を飼い始め、つまりは食生活が変わったか、なんていう話はおもしろかった。
また、海外の事例紹介として「戦跡考古学」なるものが紹介されていたのはとても興味深かった。アメリカでの原住民と白人との戦闘で、戦跡に落ちている薬莢を発掘し、どこでどれだけ発砲されたかを地図に落とし込んで、線条痕から同一の銃から発砲された銃弾も特定して、どのような戦況だったかまで明らかにしていくなんて、まるで現代の犯罪捜査のようでもあってスリリング。
と思ったら、同じ手法を使ってクロアチアの虐殺やアウシュビッツなども研究されているそうで、まさしく現代の国際犯罪の捜査ともいえる。
ISBN:4004309301 新書 松井 章 岩波書店 2005/01 ¥777
書き手の個性が前面にでていて、読みやすい本だった。考古学というと土器とか木簡などを思い出すけれど、この著者は発掘される元・生き物(植物とか貝塚の骨とか排泄物とか)から文字にされていない歴史を読み解く。
家畜化された生き物は野生よりも小型化し骨にも奇形が増えることから、いつごろから家畜を飼い始め、つまりは食生活が変わったか、なんていう話はおもしろかった。
また、海外の事例紹介として「戦跡考古学」なるものが紹介されていたのはとても興味深かった。アメリカでの原住民と白人との戦闘で、戦跡に落ちている薬莢を発掘し、どこでどれだけ発砲されたかを地図に落とし込んで、線条痕から同一の銃から発砲された銃弾も特定して、どのような戦況だったかまで明らかにしていくなんて、まるで現代の犯罪捜査のようでもあってスリリング。
と思ったら、同じ手法を使ってクロアチアの虐殺やアウシュビッツなども研究されているそうで、まさしく現代の国際犯罪の捜査ともいえる。
ISBN:4004309301 新書 松井 章 岩波書店 2005/01 ¥777
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夏の海辺のおまつり
2005年8月15日 本・映画にまつわるよしなし事土曜・日曜の二日間、東京湾岸まんが祭り(仮称/笑)に行ってきました。
いつもは「お祭りのときはいくら使うか気にしない!」と腹を括っていたので、実際に自分がいくら本に費やしているのか認識してなかったのですが、今回は事前に財布に入れていたお金と、終わってからのお金と、会期中に使った本以外の出費とちょっぴりだけ収入、をきちんと計算して差額を出してみた。
ななな、なんと!
最近は若いころと違って、ジャンルじゅうたん爆撃などもしないし、どうしても欲しいサークルちょっぴりと、新しいところチャレンジでいくつか買ってみるくらいだったのに、まさかこんなに使っていたとは(滝の汗)。
これからはもうちょっと押さえていこうと決めました(涙)。
それと、ひとつ驚いたこと。
半年以上前に読んでいたコミックス「はつこいの死霊」
http://diarynote.jp/d/20675/20041230.html
のマンガ家さんも出ていたので、試しに総集編を買ってみたところ、しばらく前に買ってた同人誌が載っていた……。
あの人だったのか!<気づかなかったってのはいかがなものか(汗)。
J庭で終わり近くにチャレンジで知らないサークルの本を買ってみて、面白かったもののサークル名も書き手さんの名前も忘れていたようです。あああ……。
でも、買った本は読み応えあるのばかりでシアワセ〜♪
いつもは「お祭りのときはいくら使うか気にしない!」と腹を括っていたので、実際に自分がいくら本に費やしているのか認識してなかったのですが、今回は事前に財布に入れていたお金と、終わってからのお金と、会期中に使った本以外の出費とちょっぴりだけ収入、をきちんと計算して差額を出してみた。
ななな、なんと!
最近は若いころと違って、ジャンルじゅうたん爆撃などもしないし、どうしても欲しいサークルちょっぴりと、新しいところチャレンジでいくつか買ってみるくらいだったのに、まさかこんなに使っていたとは(滝の汗)。
これからはもうちょっと押さえていこうと決めました(涙)。
それと、ひとつ驚いたこと。
半年以上前に読んでいたコミックス「はつこいの死霊」
http://diarynote.jp/d/20675/20041230.html
のマンガ家さんも出ていたので、試しに総集編を買ってみたところ、しばらく前に買ってた同人誌が載っていた……。
あの人だったのか!<気づかなかったってのはいかがなものか(汗)。
J庭で終わり近くにチャレンジで知らないサークルの本を買ってみて、面白かったもののサークル名も書き手さんの名前も忘れていたようです。あああ……。
でも、買った本は読み応えあるのばかりでシアワセ〜♪
妄想炸裂
2005年8月12日 読書記録第2紀(05.08〜)
直木賞候補作家の腐女子的エッセイ。
出版社がオタク向けなので、内容もさらに突っ走っており、妄想の駅伝や●いはマジで読みたくなりました。
っていうか、昔同人誌で読んだよ駅伝もの。けっこう面白かった記憶が。
そしてとうとうこの週末は海辺のお祭りです。楽しみ〜。
ISBN:4403540724 文庫 三浦 しをん 新書館 2003/11 ¥609
出版社がオタク向けなので、内容もさらに突っ走っており、妄想の駅伝や●いはマジで読みたくなりました。
っていうか、昔同人誌で読んだよ駅伝もの。けっこう面白かった記憶が。
そしてとうとうこの週末は海辺のお祭りです。楽しみ〜。
ISBN:4403540724 文庫 三浦 しをん 新書館 2003/11 ¥609
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錆色の女神(ヴィーナス)―密偵ファルコ
2005年8月11日 読書記録第2紀(05.08〜)紀元71年のローマ。不動産業界を二分するホルテンシウス家の当主と婚約した赤毛のセヴェリナは、過去に3度も夫が不審死を遂げていた。その家を牛耳る2人の美女は、今回も赤毛の財産目当てと断じ、ファルコに調査を依頼する。はたして「錆色の髪の女神」セヴェリナは稀代の毒婦か、悲劇のヒロインか。
シリーズ第3巻。
ますます面白いです。各巻で、結構印象に残る派手なシーンがあって、映画向きだと思う。なにせ(以下ネタバレ)
前回は船同士が衝突して片方大破。今回は主人公の目の前で4階建ての建物が崩壊。
(ネタバレ以上)
実は女性作家の方がこう言うところで思い切りがいいかも知れない。
ああ〜これで取りあえず買った分が終わってしまった。古本で集めたい気もするんだけれど、ブクオフで探す前に密林で買っちゃった方が早いよなぁ。と、誘惑に駆られてます。
いっそ密林大人買い?
ISBN:4334761119 文庫 リンゼイ・デイヴィス 光文社 1999/09 ¥660
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アイランド
2005年8月10日 映画鑑賞記録(04.03〜)しばらく映画はいいや、などと呟いたのはどこの誰?というノリで、今日はカイシャ帰りに「アイランド」を見てきた。
なぜかというと、先日見たMTVの映画情報番組でアイランドの特集をしていて、相変わらずハリウッドでは悪役なS.ビーンが、なんとオールバック・スーツ・メガネ着用のマッドサイエンティストだということが判明したからだ。
それは見なくちゃだろう!!
あらすじは「映画生活」サイトから。
えーっと。事前情報を得ていたので心構えはできていたものの、自分たちが生きたいからといって、あそこまで関係ある人・ない人ぽんぽん殺したり巻き添え食らったりしているのに、最後に自分たちが生き残ったらそれでおっけー、みたいな悩みのなさはいかがなものか?
特に、(以下ネタばれ・劇場予告には出ていたシーンだけど)
浮遊するバイクでビルの上の方の階に突っ込んで、反対側に突き抜けて、巻き添え食らった人がはるか地上へ落ちていくのに、自分たちはたまたまそこにあった看板に引っかかって助かるのってどうよ?!
(ネタばれ以上)
まあ、そういう自己中なアメリカ的価値観に目をつぶれば、世界観や各キャラクタの行動原理についての説明などの書き込みは納得しやすく書かれていて、ソツがない脚本だなぁと感心します。
ユアン・マクレガーって34歳か。すでにアップの顔は「歳とってるな〜」という印象が拭えない。純粋培養されて3歳でしかないクローン体なら、もっと肌がぴちぴちしててもいいような気がするけれど。「ムーラン・ルージュ!」の雰囲気ならイケてたと思うんだけど、ちょっと惜しかったです。
対するスカーレット・ヨハンソン。「真珠の耳飾りの少女」のときにも思ったけど、この人ってなんでこんなにエロいんだろう……。それも、少女の無垢さを併せ持ったエロス。それなのに声は意外と低い。
そしてお目当てのショーン・ビーンは、あんないかにも悪役顔の人がマッドサイエンティスト?と思っていたけれど、ああ〜なんか似合ってたよ!! しかも、状況が悪くなると、しきりとメガネをずり上げる仕草が神経質っぽくてステキ。
でも、最後にユアンとガチで対決するところは、いつものマメっぷりでしたけどね。
そして、映画館の隣の席に座っていた若い女の子二人組が、映画の最初にビーンの名前が出てきただけで喜んでいたのが微笑ましかったです。
なぜかというと、先日見たMTVの映画情報番組でアイランドの特集をしていて、相変わらずハリウッドでは悪役なS.ビーンが、なんとオールバック・スーツ・メガネ着用のマッドサイエンティストだということが判明したからだ。
それは見なくちゃだろう!!
近未来の巨大施設。毎日規則的な生活を続ける入居者たちの中に、リンカーンとジョーダンもいた。地球は汚染されており、生き延びることのできた彼らは施設で守られているのだと、みな信じていた。施設から出られる道はひとつ。唯一、汚染を逃れた「アイランド」へ移住すること。ある日、ジョーダンが「アイランド」行きの抽選に当たった!しかし、その頃、リンカーンは「アイランド」行きは死を意味するのだと知ってしまう。彼は、ジョーダンの手を取り施設を脱走。生きたい。彼らのまさに命を賭けた闘いが始まった。
監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー/スカーレット・ヨハンソン
あらすじは「映画生活」サイトから。
えーっと。事前情報を得ていたので心構えはできていたものの、自分たちが生きたいからといって、あそこまで関係ある人・ない人ぽんぽん殺したり巻き添え食らったりしているのに、最後に自分たちが生き残ったらそれでおっけー、みたいな悩みのなさはいかがなものか?
特に、(以下ネタばれ・劇場予告には出ていたシーンだけど)
浮遊するバイクでビルの上の方の階に突っ込んで、反対側に突き抜けて、巻き添え食らった人がはるか地上へ落ちていくのに、自分たちはたまたまそこにあった看板に引っかかって助かるのってどうよ?!
(ネタばれ以上)
まあ、そういう自己中なアメリカ的価値観に目をつぶれば、世界観や各キャラクタの行動原理についての説明などの書き込みは納得しやすく書かれていて、ソツがない脚本だなぁと感心します。
ユアン・マクレガーって34歳か。すでにアップの顔は「歳とってるな〜」という印象が拭えない。純粋培養されて3歳でしかないクローン体なら、もっと肌がぴちぴちしててもいいような気がするけれど。「ムーラン・ルージュ!」の雰囲気ならイケてたと思うんだけど、ちょっと惜しかったです。
対するスカーレット・ヨハンソン。「真珠の耳飾りの少女」のときにも思ったけど、この人ってなんでこんなにエロいんだろう……。それも、少女の無垢さを併せ持ったエロス。それなのに声は意外と低い。
そしてお目当てのショーン・ビーンは、あんないかにも悪役顔の人がマッドサイエンティスト?と思っていたけれど、ああ〜なんか似合ってたよ!! しかも、状況が悪くなると、しきりとメガネをずり上げる仕草が神経質っぽくてステキ。
でも、最後にユアンとガチで対決するところは、いつものマメっぷりでしたけどね。
そして、映画館の隣の席に座っていた若い女の子二人組が、映画の最初にビーンの名前が出てきただけで喜んでいたのが微笑ましかったです。
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青銅の翳り―密偵ファルコ
2005年8月8日 読書記録(04.02〜)
古代ローマを舞台にしたハードボイルド第2弾。
いやもうすんごいおもしろかったよ! なんといっても各キャラのキャラ立ちがはっきりしてて、みんな一筋縄じゃ行かないところがなぁ。あとがき(高瀬美恵!)にも書いてあったけど、舞台の古代ローマの風習なんかはものすごく書き込んであるのに、人物は現代人的な思考なので、感情移入しやすくてさくさく読める。
各巻ごとの事件の解決とともに、主人公と恋人との恋の行方がシリーズ通して興味をひっぱるところは、平岩弓枝「御宿かわせみ」シリーズに通じるところがありそう。
ただそれって、恋が成就しちゃうとシリーズを引っ張るのが辛くなるんだけれど、コレはすでに本国でも10数冊出ているそうなので、先が楽しみです。
ISBN:4334761089 文庫 リンゼイ・デイヴィス 光文社 1999/03 ¥820
いやもうすんごいおもしろかったよ! なんといっても各キャラのキャラ立ちがはっきりしてて、みんな一筋縄じゃ行かないところがなぁ。あとがき(高瀬美恵!)にも書いてあったけど、舞台の古代ローマの風習なんかはものすごく書き込んであるのに、人物は現代人的な思考なので、感情移入しやすくてさくさく読める。
各巻ごとの事件の解決とともに、主人公と恋人との恋の行方がシリーズ通して興味をひっぱるところは、平岩弓枝「御宿かわせみ」シリーズに通じるところがありそう。
ただそれって、恋が成就しちゃうとシリーズを引っ張るのが辛くなるんだけれど、コレはすでに本国でも10数冊出ているそうなので、先が楽しみです。
ISBN:4334761089 文庫 リンゼイ・デイヴィス 光文社 1999/03 ¥820
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プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング
2005年8月7日 映画鑑賞記録(04.03〜)あなたが10歳の女の子なら、2001年の大ヒットディズニー映画の続編である本作に釘づけになるだろう。そうならないはずがない。前作でヨーロッパの王室のプリンセスだと判明したミア(アン・ハサウェイ)。本作では、陽気なミアが大学を卒業し、なんとジェノヴィア国へ向かうのだが、そこでは贅沢なドレスや宝石でいっぱいのクローゼットが…
姪が借りてきたDVDを、姉の家で夕飯をご相伴しながら見た。ちなみに1は未見。
何が面白かったって、
(1)すんごい、アメリカの歴史観がかいま見える。
300年の歴史を誇る王家で、公用語がフランス語で、独立記念日があるっていうのは、やっぱりナポレオンから独立したことを設定しているのかしら。
それにしてもやっぱり王国と独立記念日っていうのがどうもしっくりこないのは、「お姫様」という女の子の夢と「独立」という共和主義的価値観が噛み合わないからなんだよな〜。
あと、ほら。300年でも長い伝統とか言っちゃうところが、200年の歴史しかないお国柄だよなぁ、と。歴史への憧れとか、ロイヤル・ファミリーへの憧れみたいなものが、共和主義の建前の影に見え隠れしてる感じ?
(2)おお〜ジョン・リス=デイヴィスが出てる! 一緒に見ていた甥っ子に「ほら、ギムリだよ!」といったら、「ええ? でかいじゃん」とテンプレなリアクションがあって楽しかった。
(3)主人公のお付きの人が、「ローゼンクランツ」と「ギルデンスターン」と呼ばれていた。昔そういうタイトルの映画がなかったかしら?
(4)主人公の顔が、まるでネズミーアニメの古風なお姫様の表情そっくりだった。口がでかくて眉毛が長くて表情が派手。
でも、「おもしろかった。1も見てみたくなった」と言ったら姉の家族全員から「1のほうがおもしろかった!」と薦められた。
DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/07/20 ¥3,990
現在は密偵ファルコの2巻を読んでます。600ページもあるのでしばらく読了しないかも。
それとも、積読本を無視して買ってしまった三浦しをんのエッセイを先に読み終わってしまうかも……。
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サマータイムマシン・ブルース
2005年8月4日 映画鑑賞記録(04.03〜)試写会に当たったので観てきました。
もともと舞台だったのを映画にリメイクした、というのは聞いていたので、脚本の細かいギャグやその間の取り方が舞台っぽいなぁと思いながら観てました。
話はうまくできてるし、役者さんも面白いと思うんだけど、舞台という限られた空間でやるからこその面白さが、映画で活かされていなかったような気がします。
でも。お目当てはくらのすけくん(佐々木蔵之介)だったので、それだけで満足です(笑)。
もともと舞台だったのを映画にリメイクした、というのは聞いていたので、脚本の細かいギャグやその間の取り方が舞台っぽいなぁと思いながら観てました。
話はうまくできてるし、役者さんも面白いと思うんだけど、舞台という限られた空間でやるからこその面白さが、映画で活かされていなかったような気がします。
でも。お目当てはくらのすけくん(佐々木蔵之介)だったので、それだけで満足です(笑)。
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運命は剣を差し出す (3)
2005年8月2日 読書記録(04.02〜)
架空のヨーロッパ・中世と近世の間くらい?を舞台にした、賞金を掛けられた傭兵さんとお医者さんのお話、第1話の最終巻。
第1話は全3巻ですが、時系列的には2巻→1巻→3巻と進むので、1巻の内容をはっきり覚えていなかったものでちょっと辛かった……。特にカタカナの人名はなかなか覚えきれなくて(汗)。
それにしても、戦争が背景にあるものの、メインのストーリーは戦況とまったく関係のない個人レベルの話なので、まったりというかほのぼのというか、割とこじんまりとまとまってしまったのは、キャラが立っているだけにちょっと惜しいかな。
いやでも、医者と傭兵の正体が最後の最後で明らかになるんですが、医者はさておき傭兵についてはどこかに伏線があったろうか?
ISBN:4125008922 新書 駒崎 優 中央公論新社 2005/06 ¥945
第1話は全3巻ですが、時系列的には2巻→1巻→3巻と進むので、1巻の内容をはっきり覚えていなかったものでちょっと辛かった……。特にカタカナの人名はなかなか覚えきれなくて(汗)。
それにしても、戦争が背景にあるものの、メインのストーリーは戦況とまったく関係のない個人レベルの話なので、まったりというかほのぼのというか、割とこじんまりとまとまってしまったのは、キャラが立っているだけにちょっと惜しいかな。
いやでも、医者と傭兵の正体が最後の最後で明らかになるんですが、医者はさておき傭兵についてはどこかに伏線があったろうか?
ISBN:4125008922 新書 駒崎 優 中央公論新社 2005/06 ¥945
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