アラサーで渡英した著者が見た最新のイギリスコミックエッセイ。
全ページフルカラー漫画で掲載!

日本のゲーム会社を辞めて、イギリスで就職! そして今は学生のうめだまが見た最新のイギリス。
イギリスに来てよかったこと、驚いたこと、ナゾなこと。暮らし、食事、お出かけ、仕事、ファッションetc
旅をするだけでは分からないイギリスの日常がたっぷり100エピソード! !
最高レベルの博物館に歓喜! /定時帰りは当たり前?/事実婚のカップルがたくさん/
水道事情に四苦八苦! /日本の文房具は超有名! /SIMフリーが便利! /日本の配送は最高峰だった?etc

「泣く子はいねが~~」。涙の匂いのするところに現れる夜廻り猫の遠藤平蔵。

老若男女、犬猫問わず、涙する人とともに呑み、笑い、ときに励まし、
ときに見守り、いつも彼だけはそっと寄り添う。

「む。涙の匂い」。今夜の夜廻り猫はあなたの元を訪れるかもしれない。


Twitterで連載中の話題作がついに書籍化! #今日の夜廻り猫 で検索!


1ページ8コマ1話で、生きづらいのにがんばって生きていたり、辛さに耐えていたり、堅実に生きていたりする人たちを切り取る。
たった8コマとは思えないほど、人生の機微を描いていて、非常に読み応えがあった。
とはいえおおむね、遠藤さん(表紙のオヤジ猫)に癒されてましたフフフ。



失業中の青年クレイが、ふとしたきっかけから働くことになった“ミスター・ペナンブラの二十四時間書店”は変わった店だった。まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子付きの高い高い棚には、存在しないはずの本(Google検索にもひっかからない!)がぎっしり詰まっているのだ。どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、クレイは友人たちの力を借りて挑むが、それは500年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった―すべての本好き、読書好きに贈る冒険と友情、その他もろもろ盛りだくさんの物語。全米図書館協会アレックス賞受賞作。

シャシは、二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。
夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができず打ちひしがれてしまう。
そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。
仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦から、ひとりの人間としての自信を取り戻していく。
しかし学校に行っている間に幼い息子がケガを負い、彼女は母親としての自覚や責任感に欠けていた自分を責め、
卒業を目前に学校へ通うことを諦めてしまう。
それでも学校の仲間たちは彼女とともに卒業しようと協力をするのだが、卒業試験の日が、姪の結婚式と重なり・・・。

世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、滅多に人前に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットのエヴァだった。ケイレブはそこで、エヴァに搭載されるという人工知能の不可思議な実験に協力することになるが……。
(映画.comより引用 http://eiga.com/movie/82168/

ラッコが駆除された。漁業に被害を与えるという理由だったが、それで増えると思った漁獲量が減った。なぜだろう?怖いクマや爆発的に増えるシカと、ほんとうに共存できるのだろうか。いま、新しい学問・保全生態学がさまざまなチャレンジを試みている。私たちが野生動物とどう関わればいいかを考える手引きとなる一冊。





【BL注意】

行き詰まった小説執筆と微妙な関係となったジェイク・リオーダンから逃れるように、
祖母が遺した牧場へとやってきたアドリアンは道ばたで死体を発見する。
だがその死体は保安官が来た時には跡形もなくなっていた。
敷地内のスパニアード・ホロウ峡谷では学者たちによる発掘作業が行われていたが、
謎の呪文や飼い犬の変死にスタッフは不安を覚えている。
そして牧場の郵便受けにはガラガラヘビが。これは谷の安らぎを守る「ガーディアン」の呪いなのか?
アドリアンを追ってやってきたジェイクとの関係も事件を通してゆっくりと動き出す、シリーズ第二弾。


積読してあったシリーズ第2巻。
1巻の感想はこちら。>http://yogiribook.diarynote.jp/201502261729014054/

ミステリとしてもそこそこ面白い。とはいえ、なんでそんなにあちこち遺体を動かしたのか、犯人の犯行時の様子の具体的な説明がないので、それで理屈が通っているのかよくわからない。

いっぽうBLとしては、1巻でまったく進展がなかった二人の仲がそれなりに気持ちが近づく過程を踏まえた上で一歩進んだので満足です(笑)。
アメリカのゲイ・ミステリは、下手をすると相手がイイ男だからという理由だけであっという間にくっついたり離れたりするから、情緒ってもんがなくてな……。

とはいえ私が一番興味をひかれたのは、主人公が事件にまつわる過去の地元の歴史を調査するのに、普通に図書館に行く点であり、田舎の小さい街のようなのにちゃんと図書館があり、しかもレファレンスデスクに行列ができている、という描写だったりする。
なんでもアメリカ式が正しいというつもりはないけれど、日本の図書館は戦後民主主義の導入とともにシステムが導入されたのだから、やっぱりこういう使い方が本来的だと思うのですよ……。
1957年、バルセロナ。父の書店で働く青年ダニエルは、結婚間近の親友フェルミンの様子がおかしい事に気づく。彼宛に不可解なメッセージを残す謎の男の来店もあり、友人を問い詰めると、フェルミンは自らの過去を語り始めた…。18年前、監獄に収容された事。そこで出会った作家マルティンの事、彼と交わした約束の事―『風の影』『天使のゲーム』をつなぐ、「忘れられた本の墓場」シリーズ第3弾!


サフォンの「忘れられた本の墓場」シリーズ第3弾。既刊を読んでから時間が立ち過ぎてなかなか思い出せなかった。既刊のあらすじを読んでも主要登場人物の関係が分からない。物語自体も、過去と現在の人間関係が相似形というか入れ子状態になっているため、1巻に出てきた人か2巻に出てきた人かさえ不明という状態。結局途中で、既刊をぱらぱらと拾い読みして人物把握。

そんなこんなで混乱しながら読み進めたものの、半分を過ぎるころから1巻と2巻の様々なパーツが一気に繋がっていき、最後「うぉぉぉぉ!!!続きを!続きを早く!!!」と切望するまでに。

続き……いつでるのかなぁ(遠い目)。


私信~

2016年3月31日 つれづれ
先日CATVで見た映画「宮廷料理人ヴァテール」についての記事を書きたいと思いつつ、なかなかまとまった文章をかけずにおります。

ので、ちょっと私信をヒミツ日記にて。
NHKが鳴り物入りで実写ドラマ化する、国際アンデルセン賞受賞の原作。

実を言うと未読でした。
持ち歩きに便利な文庫で読み始めたのですが、途中で「ああ、そういえばこれは当初児童文学として出版されたのだった」と思い出した。
どうしても文庫フォーマットだと大人向けの文学を読むような心構えで読んでしまって、おや、と引っかかるところがいくつかあった。
一番引っかかったのは、たった250年前に使われていた文字が「古代語」とされて、さらに後の世の人が書き写した石板を解読するのが難しいことになっていること。250年前というと現代で言ったら江戸中期ごろの言葉。たしかに一般人が普通に読めるものではないけれど……。
でも、子どもにとったら100年前って大昔だから、250年前に使われていた言葉が解読不可能な古代語だったり、当時の出来事が神話とされていたり、というのもあり得るかも、と、読み替えが必要な部分がいくつかあった。

とはいえ、和製ハイ・ファンタジーとしてはとてもよくできていておもしろかった。
文庫版の解説を恩田陸と神宮輝夫が書いていて、神宮輝夫がきちんと、和製ハイ・ファンタジーとして荻原規子の勾玉三部作を挙げていてよかった。

ただ、和製ハイ・ファンタジーの傑作というとやはり12国記を挙げてほしいよなぁ。中華風味ではあるけれど、王と麒麟の関係を軸とした世界観の作り込みといい、そこで現れる人間の愚かさやうつくしさといい、あれほど素晴らしい作品はないと思うのだけれど。
たとえ未完だとしてもな!

アントニオ・バンデラス主演で、人工知能と人類の未来や共存をテーマに描いた近未来SFスリラー。太陽風の増加により地球の砂漠化が進み、人類が存亡の危機にひんしている2044年。「生命体に危害を加えてはいけない」「自身で修理・修繕をしてはけない」というルールが組み込まれた人工知能搭載ロボット「オートマタ」が、人間に代わる労働力として必要不可欠になっていた。しかしある時、オートマタを製造・管理するハイテク企業で調査官として働くジャックは、そのルールが破られていることに気付く。ディラン・マクダーモット、メラニー・グリフィスらが共演。監督は「シャッター ラビリンス」で注目を集めた新鋭ガイ・イバニェス。(映画.comより。>http://eiga.com/movie/80130/
公式サイト>http://automata-movie.jp/


ブレードランナー大好きなスタッフが、現在のCG技術で作った人工知能もの。
先に見ていた友達が「80年代デストピアSFが好きならツボ」と言っていて、まさにその通りだった。(私にとっても大好物)
ただ、先行作品を超える物でもなく、単体の作品としても筋が通らないところがあってツッコミどころは満載。
スペイン・ブルガリア合作映画だからか?<偏見

この映画のヒロインである、性奉仕用に改造されたロボットちゃんの造形は、日本のロボット研究者石黒浩教授の初期のロボットを思い起こす。少なくとも日本人女性的な、小さい目で瞬きしかできない顔。それでも微妙な感情が読み取れて、最後には可愛らしく、そして強い女性に見えてくる。特に最後のシーンはすごく好きだ。

気に入った部分も多々あるのに、全体としていい要素をうまく使いきれていないような、残念感漂う作品ではあるけれど、ブレードランナーとか80年代SFとか人工知能ロボットものが好きな人にはお勧め。



この映画を見終わってからネットで感想を拾い読みすると、「EX MACHINA」という映画と比較して「こっちが公開されたのに、なんでエクスマキナは日本未公開なんだ!」という意見を散見した。
しばらく俗世を離れていた間に、ヨーロッパで公開されてカルト的な人気が出た映画らしい。

予告編>https://www.youtube.com/watch?v=9lviJ605Wfw

これはぜひ見たい!!
とはいえ、ロボットヒロインが完全にロボット(人間が演じていない)という点では、オートマタもいいと思います。

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのも のなのか? 名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。
公式サイト>http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488286026


ふらりと入ったブックoffで目についたこちらを購入。前評判も何も知らずに読み始めたけれど、恋愛ものとしてもコージーとしてもミステリとしても今一つ。
まず前提として、この本はシリーズ第1弾として刊行されているけれど原書では2巻目に当たるので、原書1巻目の内容が、ネタバレはないにせよある程度前提として出てくる。それ自体は構わないのだけれど、もしかすると1巻目はコージーとしてもミステリとしても恋愛ものとしても面白かったのではないかしら、と思わされるところがあった。
というのも、恋愛ものとしては、おそらくシリーズ通してのヒーローになりそうな刑事が登場するのが100ページを越えてからで、その前に、ヒロインが淡い好意を寄せている別の男性が登場しているから。シリーズの骨格を示す意味でも、ヒーローはなるべく早く、それも最初に登場しないと読者が間違った人物に感情移入してしまうと、後から本来のヒーローが登場してもなかなか意識を変えづらい、下手をすると浮気をしているような気分になってしまうから。もしかすると原書1巻ではそこはきちんと書かれていたのかもしれない。
コージーとしては、おいしそうな食べ物は出てこないし、一応ブラウンストーンというブルックリンの歴史あるおしゃれ建築様式の住宅を書店にしているようなのだけれど、そこがどんなに素敵な住まいなのかが伝わってこない。もしかするとアメリカでは、ブラウンストーンというだけで日本でいう古民家を改装したカフェ、くらいのおしゃれ感が漂うのかもしれないけれど、まだそこまで日本でブラウンストーンって浸透していないのではないかしら。その他にコージー要素として必要なものって何かしら? ちょっと思いつかないけれど、衣食住でいったらファッション? とにかくその辺りの、ヒロインの生活が気持ちいい感じでないとコージーとは言えないのでは(持論)。
さらにミステリとしては、「猫が推理する」部分があまりに偶然というか勘だのみというかファンタジーすぎるというか。猫が人語を話して推理するミステリは個人的に論外なのですが、シャム猫ココのシリーズくらいさりげないヒントを出すくらいで、後は主人公が推理しないと納得感が薄い……。もしくは、お菓子探偵ハンナのシリーズの猫のように、推理にはまったく関与しないとか。
とはいえ、最近の猫ブームだかネコノミクスだかに乗ったのか、原書第1巻(邦訳第2弾)ももうすぐ刊行予定らしいので、そちらを読んでみてから、読み続けるかどうかを判断します。

うーん、書店と猫、好きな要素が2つ入っていたのになぁ。

1巻の感想はこちら。(http://yogiribook.diarynote.jp/201601300119497209/

1巻で、若さの勢いで45歳バツ1おじさんに告白した女子高生と、勢いに押されて、それに若い子に告白されて後ろめたいのだけれどやっぱりうれしいおじさんの初デートの巻。
女子高生が恋する理由は1巻できちんと描かれているけれど、おじさんはまだ「自分を好きだという女子高生」としてしか見ていないのがなぁ。まあ、おじさんすっかり自分に自信を無くしているし、おろおろしつつも自分の若いころの気持ちを思い出したりして恋を取り戻しつつある感じがよいなぁ。


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